こんにちは、ヒュー・マナハタ(@HughManahata)です。
フィールドレポート(体験記)その16になります。
まずは注意事項から。
フィールドレポート(ナンパ体験談)はあまり書くタイプではなかったので、文章として記録したものはあまり多くありませんが、
「実際海外(というかニューヨーク)でのナンパってどうなのよ?」
という人のために、残っている記録の中から実体験を紹介していきたいと思います。
主にアメリカのナンパコミュニティに英語で投稿したものを翻訳+加筆修正したものなので、以下の点についてご了承の上お読みください。
- 翻訳したものなのでノリと文体が異なります。
- 細かく注釈はつけますが、アメリカおよびナンパコミュニティ独特の単語や言い回しが出てきます。
- 文章を書いた当時の情報であるため、状況が変わっていたり、現在は無い場所が登場している場合があります。
- ノンフィクション(実話)なので、本人に迷惑がかからないよう名前やディテールを変えている場合があります。
- その他の話は【外国人ナンパ】白人美女とのNY恋愛体験記:全話まとめからどうぞ!
とあるバッド・デイ

ハロウィンも終わりニューヨークもすっかり秋らしくなった11月のある日、大したことではないが悪いことが立て続けに起こった。
本当に大したことではないのだが、以下のようなことが同じ日に集中するとさすがに笑うしかない。
- 道で誰かがぶつかってきて、買ったばかりのiPhoneを落としてスクリーンが割れてしまったこと。
- 仕事でいつもはしないような失敗をしてしまったこと。
- 週末新たに出会った可愛い子たちにメッセージを送ったが、1人からも返信をもらえなかったこと。これはかなり珍しい。
- お昼に注文したランチが定時に届かなかったこと。2時間遅れで到着した。
- 仕事後に出かけるのを楽しみにしていたのに強い雨が降ってきたこと。外出する女の子が減るという観点では雨天は好きではない。
最初のうちは頭にきたが、生きていればたまにはこういう日もあるし、色々考えても仕方ないので気持ちを切り替え「明日から始まる週末は絶対に無駄にしないぞ」と普段以上に気合いを入れた。
僕は基本ポジティブなため、嫌なことがあっても比較的すぐに忘れてしまう。
人生は短いので、1秒たりともネガティブな気分で過ごしたくないからだ。
なので記事を書くために過去の記録を振り返ってみると、すっかり忘れていたキツい体験やツラい思い出がわんさか出てきて結構びっくりする。
自分の中では「多少悪いことはあったかもしれないが、9割方ポジティブな経験をした時期だったな」などとと記憶されているためだ。
話しかけた女の子に蛇蝎のごとく嫌われたり、あからさまな人種差別を受けたり、デートでマヌケな大失態をしてフラれたり、公衆の面前で醜態を晒したり。
読んでいるだけで思わず「アイタタタ・・・」と声に出てしまうほどのダサすぎる赤っ恥経験が満載なのである。
デイゲームに出かける
そんなわけで翌日、悪いことが起こった前日を払拭するかのように「今日は絶対いい1日にする」と普段以上に気合いを入れて午後に家を出た。
アップルストアまで行って割れてしまったiPhoneのスクリーンを交換し(当時アップルでは約2万円かかった)、友達と合流するためにユニオンスクエア(注:14ストリートにある広場。ストリートナンパのメッカでもある)に向かう。
昨日ほど強い雨ではないものの、小雨が降っておりあまり可愛い子はいない。
しかし気合いは入っていたので友達たちと遊びながらデイゲーム(注:日中のストリートナンパのこと)に興じることにした。

バーンズアンドノーブル。(筆者撮影)
外は雨なので、バーンズアンドノーブル(注:アメリカの大手書店チェーン)でファッションが素敵な女の子を見つけて連絡先をゲットする。
数分後にまた色白で鼻筋の通った美人がいたのですかさず声をかけた。
ヒュー「やあ。今友達と雑誌をみてたんだけど、君があまりにも可愛いくて思わず声をかけちゃった」
色白美人「アハハ、ありがとう」
ヒュー「(小説を手に取っていることに気づいて)見たところサスペンスが好きなのかな」
色白美人「そうでもないけど、友達がおすすめだって言うから」
ヒュー「そうなんだ。冒険物は好き?」
色白美人「そうね。まあまあかしら」
ヒュー「大好きってほどではない?」
色白美人「大好きってほどではないけど。冒険は本で読むより自分で体験したいわ」
ヒュー「わかる!何が起こるかわからない冒険って最高だよね。こうやって本屋で美人に出会ったりさ」
色白美人「ははは、調子がいい人ね」
ヒュー「今日は本を買いに来たの?」
色白美人「ううん、これからデートの約束があるから時間を潰してただけよ」
ヒュー「デートに決まってるよね!なんで気づかなかったんだろ、君みたいな美人が金曜の夕方にデート以外の用事があるわけないじゃないか」
色白美人「あはははは」
ヒュー「デートの約束は何時なの?」
色白美人「あと10分ぐらいだわ」
ヒュー「(連れ出せないことを悟る)そっか」
色白美人「(電話がかかってくる)あ、デートの相手から電話だわ」
ヒュー「ちょっと待った、電話に出ないで」
色白美人「(混乱しながら)え?」
ヒュー「デートの相手がどれだけ素敵か知らないけど、僕とデートしたらすごい冒険になるって約束するよ。だから君の連絡先を教えて」
色白美人「あなたって口が上手いのね」
ヒュー「そんなことないよ、ただ君みたいな素敵な女の子と出会えて嬉しいだけさ」
色白美人「(着信を切って)わかったわ。はい」
こんな感じで彼女と連絡先を交換した。
雨の金曜夜
小雨のせいで外を歩いている女の子の数が少なかったため、デイゲームを早めに切り上げて僕の家で友達とプリゲーム(注:バーやクラブなどに出かける前に誰かの家などで酒を飲むこと)することにした。

午後10時ごろタクシーで行きつけのバーである「プランジ」(外国人・NYナンパ体験記4:ルーフトップバーの美女たち参照)に行ってみたが、雨のせいでルーフトップはかなりシケていた。
こんな夜は「プランジ」に出没するニューヨークのナンパ・コミュニティの知り合いもみんな元気がなく、どこか寂しい雰囲気である。
午前0時ごろまで粘ったがあまり人が増えなかったため、僕らはタクシーに分乗してローワーイーストサイド(注:通称LES、多くのバーやクラブが固まっているエリア)に向かうことにした。
ルーフトップは小雨でも雨の影響を受けやすいが、普通のバーであればそこまで影響はないと踏んだからだ。
それに雨の日は概して人が少なめだが、それを押してでも出かける=異性と出会いたい女の子である可能性が高くなる。
ローワーイーストサイドに近づくとすごい渋滞だったので、僕は「これはもしかすると当たりの夜かもしれない」と思い始める。

それほど混んでいない時間帯。(筆者撮影)
タクシーを降りるころには雨もやんでおり、午前1時のローワーイーストサイドにはものすごい数の人が集中していた。
ピアノズ(注:ローワーイーストサイドにある2階建のバー)に目をやると、エントランスからブロックの角を曲がるほど長い行列が続いている。
ラッキーなことに僕や友達はピアノズのドアマンとも知り合いなので、列をスキップしてすぐに中に入ることができた。
「当たり」の夜
ピアノズに入ると1階は満員電車のように混んでおり、そこかしこに可愛い女の子がいる。
思った通り「当たり」の夜だ。

金髪の女の子をナンパする友達のタオル。(筆者撮影)
1階は混みすぎている+出入りする人の流れがすごいため、今日ほど混んでいる日は実は声をかけるのに向いていない。
そのため僕らははやる気持ちを抑えながらダンスフロアのある2階へと向かった。
2階に上がるには$5ドルだか$10ドルのカバーチャージ(入場料)が必要なこともあり、人は多かったが1階ほど混雑がひどい状態ではない。

女の子と踊っているのはタオル。(筆者撮影)
グラスになみなみと注がれたショットを流し込みダンスフロアに目をやると、(細身だったころの)カミラ・カベロ風の可愛いヒスパニック(注:南米系)の女の子を見つけた。
目鼻立ちが抜群に美しく、細身でまさに僕が好きな外見をしている。おそらくダンスフロアで一番可愛い子だ。
ヒュー「やあ、君ってちょっとだけ可愛いな」
南米系美女「え?」
ヒュー「エィィ・・その水玉模様のビキニがね、ガール!」
南米系美女「あはははははは!!!!!」
上記のやりとりは普通の日本人にはおそらく意味不明なので解説しよう。
この「やあ、君ってちょっとだけ可愛いな、エィィ・・その水玉模様のビキニがね、ガール!」というのは、当時クラブで流行っていたLMFAO(注:アメリカのラップデュオ、日本人でも「Shots」や「Party Rock Anthem」を聞いたことがある人は多いだろう)の「I’m in Miami bitch」という曲の歌詞の一節だ。
この女の子に話しかける時、歌詞がなぜか頭に浮かんだので使ってみたら効果抜群であった。
ヒュー「僕はヒュー。君は?」
南米系美女「(まだ笑いがおさまらず涙目)私はカミラよ!」
ヒュー「ファッションは好き?」
カミラ「うーん、そうでもないかしら」
ヒュー「ファッションが好きでもないのになんでそんなに素敵な格好なんだい?」
カミラ「あははは、知らないわ。適当にあったものを着ただけ」
ヒュー「つまり君は朝起きたらクローゼットを開けて、適当に服を着るだけでそんなに素敵な格好になっちゃうってことか。おみそれしたよ」
カミラ「はははは、ありがと。あなたの格好も素敵よ」
ヒュー「ありがとう。ところで君って世界一可愛い女の子だと思うよ。過去10分間に会った女の子の中では」
カミラ「何それ!」
ヒュー「冗談だよ。でも君が世界一可愛い女の子だと思うってのは本当だよ」
カミラ「本当に?」
ヒュー「過去1時間以内に会った子の中ではね」
カミラ「あははは、あなたっておかしいわ!」
ヒュー「ありがとう。それじゃあ今からデートに行こうか」
カミラ「(冗談ぽく)あら、まだ会ったばかりなのにデートだなんて急すぎるわ」
ヒュー「じゃあもうちょっとお互いを知るためにダンスしようか」
そう言ってカミラとダンスを始めると、さすがにヒスパニックだけあってダンスが上手い。
ぼくも似非タンゴや似非サルサの動きで彼女をリードし、だんだんと彼女に触ってエスカレート(注:手を握ったら次はキス、のように二人の関係を次の段階へ進めていくこと)しながら彼女の耳元でセクシャルなことをささやき始めた。
ヒュー「ねえ、君ってどういう1日を過ごすのが好きかな。激しくて早いのと、 優しくてゆっくりなの(注:日本語だとわかりづらいが、英語だといかにもセクシャルな言い回しだ)」
カミラ「あら、大胆な人ね!」
ヒュー「だって君がどんな感じなのが好きなのか知りたいから」
カミラ「そうね、優しくてゆっくりなのが好きだけど、たまには激しくて早いのもいいかもしれないわ」
ヒュー「出会ったばかりじゃなかったら、今すぐにでも家に連れ帰って君と激しくて早い夜を過ごしたいな」
カミラ「オー・マイ・ゴッド、あなたクレイジーだわ」
ヒュー「そうさ、そして君はそんなクレイジーな僕にゾッコンなんだろ(よく使うセリフ)」
カミラ「そうよ・・・」
僕は彼女の髪の毛を荒っぽく引っ張り、彼女の可愛い顔をこちらに向けてキスすると、彼女は舌を入れてきたのでメイクアウト(注:いわゆるディープキス)した。
「お茶を飲みに」行く

メイクアウトが終わると、彼女は「お腹が空いたわ」と言い出したので「じゃあお茶でも飲みながら何か食べようよ」と彼女の手を引いてピアノズを出た。
出会ってからここまで大体30分ほどである。
外に出てタクシーを捕まえ、ドライバーに僕の家の住所を伝えると、いつものように「僕の家にものすごく美味しい紅茶があるから飲まないと損」などとオーバーセル(注:ちっぽけな物事を大げさに誇張宣伝すること)しまくる。
ちなみに僕が女の子を自宅に持ち帰る時には大抵以下のようなことを言う。
- 「美味しいお茶があるから飲もう」
- 「珍しいお酒があるから飲んでみよう」
- 「ゆっくり映画を観よう」
- 「寒いからスープを飲もう」
- 「暑いからアイスクリームを食べよう」
自宅前まで来てしまえば、あとは「部屋にあるからきて」と言えばほぼ部屋に上がってくる。
僕は自宅にスープやアイスクリームなど用意していないが、それが問題になったことは一度もない。
ローワーイーストサイドから家までは少し距離があるため、本来であればタクシー内では少し熱量を冷ましておくべきだったが、僕も結構酔っていたため彼女とイチャイチャし続けてしまった。
なにより彼女の艶やかな黒髪が美しくて触らずにはいられなかったのだ。
タクシーを降りてカミラの手を引きながらロビーを通ると、いつものコンシェルジュがニヤニヤしながらお約束の「グッドジョブ!」のウィンクをする(注:ニューヨークではビル内に不審者が侵入しないよう、ロビーに常駐するドアマンやコンシェルジュと顔見知りなのが普通)。
僕の部屋に入ると、まずはタクシー内で話した通り紅茶を淹れてあげた。
カミラをソファに座らせゆっくりと髪を撫でていると、1分も経たないうちに彼女の方からキスしてきたのでしばらくソファでイチャイチャする。
イチャつきながら服を脱がせても全くLMR(注:ラスト・ミニット・レジスタンス=最終抵抗、いわゆるグダり)がなかったため、あえなくソファの上でベッドインとなった。
ちょうど1週間前のハロウィンで出会ったレベッカ(外国人・NYナンパ体験記15:ハロウィンの夜と17歳の小悪魔女子を参照)も全くLMRがなかったので、連続してないのは珍しい経験ではある。
おそらく彼女はこの日家を出る時には「いいなと思った男の人がいたらお持ち帰りされてもいい」と考えながら出てきたのだと思う。
クリエイティブなオープナーという会心の一撃が決まったにせよ、ここまで苦労せずにベッドインできるというのはスキルよりもラッキーな側面が強かったと言わざるを得ない。
ちなみにその後カミラにメッセージを送ったが、全く反応がなかったため残念ながら一夜限りの関係となってしまった。
総括(当時の記録より):クリエイティブなオープナー(声かけ)は当たれば「引力」が強いため、一気に熱量を上げることができるのを確認できたのはいい経験になった。
もっとクリエイティブなオープナーが口をついて出るようになれば、さらにいい結果が得られるかもしれない。
前日は散々な日だったが、今日はいい日になった。
反省点(当時の記録より):上がった熱量で一気に押し切りすぎたため、カミラに二度と会えなかったこと。
僕が好きなタイプの可愛い子だったので正直一夜限りの関係になってしまったのはかなり残念だった。
良かった点(当時の記録より):繰り返しになるが、クリエイティブなオープナーで一気に流れを作れたことだろう。
以上、外国人・NYナンパ体験記16:カミラ・カベロ風のセニョリータでした。
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