こんにちは、ヒュー・マナハタ(@HughManahata)です。
日本の恋愛記事などに目を通していると、一般的には女の子の見た目を「Sクラス」だとか「A級」といった感じに「アルファベット+クラス or 級」を使って評価しているようですね。
ナンパクラスタではスト値なんて言われ方もしているようです。
ではアメリカではどうかというと、ナンパクラスタ内外を含め10段階の数字を使って表現するのが一般的です。
これは映画などでも「She’s a 10(彼女は”テン”だ)」だとか「Fucking 5’s(クソファイブどもめ)」のように出てくることがあるので、アメリカ文化の一般知識として知っておいて損はないでしょう。
そもそも「女性の外見を評価するなど失礼」という意見があるかもしれませんが、男は女性の外見を重視するように進化してきたわけで、セックスして子孫を残す対象である女の子の外見を気にするのは至極当然です。
その程度のちっぽけなモラルが気になる了見の狭い人は、どこぞの聖人君子のブログでも見にいってください。
別にブサイクな人を貶めようとか、バカにしているわけではありませんし、リアルで外見的な魅力がない人に出会っても僕はなんとも思いません。
社会的な「外見差別」(=許してはいけない)と恋愛における「外見の好み」(=個人の自由)を一緒くたにしている人が多いので、そこはしっかりと区別して考えましょう。
そもそも外見の評価をするのは失礼という人は「イケメン」「ブサイク」「美人」などという言葉を100%絶対に使わないんでしょうかね。
さて、それではアメリカ人がどのように女性の外見を評価しているのかについて見てみましょう。
一般的な外形的魅力の尺度(出典:UrbanDictionary.com)
まずはUrban Dictionary(スラングなどの意味を調べられるサイト)から拾ってきた「10段階評価」の内容をまとめたものを書いてみます。
一般的な尺度として使いたかったのですが、ネットなので思ったよりもかなりキツめに書かれていました。実際はこれよりもかなり甘めです。
1 – 3 省略
4 – 平均より明らかに下、絶対にデートには行かないレベル
5 – 平均かそれよりやや下、魅力がない雰囲気が漂っている
6 – ギリギリ寝てもいいなと思うレベル、悪くはないが魅力的とまでは言えない
7 – 平均よりも可愛い・カッコいいレベル、魅力的で彼女・彼氏にしても恥ずかしくない
8 – 誰がみてもいい女(男)、彼女(彼氏)にできたら自慢できるレベル
9 – 桁外れに魅力的、普段の生活で目にすることはない
10 – 完璧、または9に個々人の好みを加えたもの
前述の通りかなり厳しめになっているものの、実際に多くのアメリカ人と話すとこれよりも圧倒的に甘めで、ここまで厳しく評価している人はまずいません。
特に男で甘めに採点するヤツが多いのは洋の東西を問いませんね。どう見ても「7(セブン)」ぐらいの評価の女の子に対して「この子とデート行ったんだけど、超ホット!彼女9(ナイン)だぜ!」みたいなノリでしょうか。
「7〜8」ぐらいであれば「10(テン)」の評価をもらうこともしょっちゅうです。
逆に写真などを見かけると、想像以上に厳しい評価をされることが多い傾向です。
ナンパコミュニティで使われている外見的魅力の尺度
次に「ニューヨークのナンパコミュニティ」で一般的だった(出来る限り個人の好みを除外した)尺度を紹介します。
上の尺度が予想以上に厳しいためそんなに変わらないかもしれません。
加えて色々なアメリカ人と話してみて感じたのは、人によってかなりのブレがあるということですね(基本リアル女子には甘めなで写真などには厳しめなヤツばかり)。
1〜4 – 寝るべきではないので評価しない
5 – 悪い見た目はしていないが微妙にブサイクで魅力を感じない、普通は恋愛対象外だが何かの間違いで寝てしまったことがあるレベル
6 – 可もなく不可もないレベル。部分的にいいパーツがあったり、シチュエーション(閉店間際のクラブ、または簡単にヤれそうなど)によっては魅力を感じるが進んでリピートはしたくない
7 – テレビや雑誌で見かけるレベルの、魅力的で可愛い女の子。ぜひリピートしたい or 彼女にしたい
8 – 誰がみても明らかに魅力的な、相当レベルの高い美女。美人女優クラスおよびモデル社会の下位層(桁外れに魅力的だが、大手モデルエージェンシーには所属できないレベル)。
9 – 顔と体の両方が最高クラスの凄まじくいい女。そもそもの生息数が絶滅危惧種レベルのため、街で目にすることはまずない。
モデル社会の上位層(フォードやエリートなどの大手エージェンシーに所属できるレベル)。つまりモデルのテイラー・ヒルぐらいのレベル。
10 – 完璧、または9に個々人の好みを加えたもの
「外見的魅力の尺度」についての考察
できるだけ個人の好みを除外した「一般的に魅力的だと思われる基準」について考察してみます。
「7」は普通に魅力的な女の子なので、学校では一般的な約40人のクラス内で、半分に当たる女子20人中に1人か2人いるぐらいのレベルの子でしょう。
つまり「7」である時点で既に10人に1人=上位10%に入る魅力を備えている、と言い換えることもできるわけです。
まあ何人に1人などの割合は概算なのでそんなにいきり立たないでください。
「8」クラスになると恐らく1000人に1人程度しかいないほどの美人(1000人生徒がいる女子校でナンバーワンのレベル)ということになり、「9」まで上がると1万人に1人のレベル(学校でのナンバーワンを集めた中でもさらに上位)になりそうです。
これをアメリカの人口分布に当てはめて妄想してみます(妄想で概算しているだけであり、統計的に完璧な数値を求めてはいない)。
少し長くなるので興味がない人は次のセクションまで飛ばしてもらっても構いません。
アメリカの人口は2020年時点で3億3000万人程度ですので、女性を大体半分の1億6500万人とします。
アメリカ人女性の平均寿命は約80歳なので年齢ごとに以下の4つのグループに分け、人口も均等に4分割します。
- 0〜20歳未満 (約4125万人)
- 20歳以上40歳未満 (約4125万人)
- 40歳以上60歳未満 (約4125万人)
- 60歳以上80歳未満 (約4125万人)
40歳以上の女性が恋愛対象の男性は少ないため、これ以上は除外すると0〜40歳未満までの8250万人となります。
さらに若すぎる0〜15歳及び適齢期としてはちょっと遅めな35〜39歳までを除外した16歳〜34歳までの年齢グループを抽出すると、大体半分の4125万人になり、
丸めるとアメリカには約4000万人の適齢期の女性がいると概算できます。
その中で「7」は10%程度存在していると思われるため約400万人、「8」であれば4万人、「9」以上になると4000人程度しかいないことになります。
これが統計的に正しいかは別として、ニューヨークで散々女の子に声をかけまくった僕の経験から言えば少なくとも体感的には結構正しいと思います(ニューヨークは全米から可愛い子が集まってきているため、全米平均よりもやや多く魅力的な女の子がいることも折り込み済み)。
妄想で書いてみましたがそんなに面白くなかったですね。スミマセン。
単純に「8」でもすごい美女だということ、そして「8」以上はかなり珍しい存在であることをわかってもらえれば。
注意事項
まず言っておきたいのは、今回はあくまでも「一般的に魅力的だと思われる基準」について話していること。そして「一般的」というのはあくまでも多数決で決まるものであること。
例えば「どこか華のない素朴な外見をした女の子」より、「グラビアアイドルのような外見の子」の方が圧倒的にモテるのは、一般的に後者の方が魅力的だと思う人が多いからです。
しかし中にはグラビアアイドルのような子よりも、素朴であまり華がない女の子に本能的に魅力を感じる人がいるかもしれません。
つまり女の子の外見の好みは人によってかなりバラつきがあるということです。
太めが好きな人は「9」に位置する「モデルカースト上位の、桁外れにいい女」よりも、ちょっとぽっちゃりした「7」の方がはるかに魅力的に見えるだろうし、日本人であれば日本人が魅力的に見えてしまうバイアスがある。
※注:欧米では一般的に「アジア人は外見的な魅力に乏しい人種」と思われており、結構な人数の欧米人の知り合いが、アジア人ならどんな美女であっても「8」が最高でそれより上は存在しないと言っています。
アメリカ最大級の出会い系サイトであるOKCupidは膨大なデータを分析して公開しています。*
※最近人種差別が問題になっていることもあり、消されてしまったデータも多いようです。
人種を大きく「白人」「ヒスパニック(中南米系)」「黒人」「アジア人」の4つに分け、その中でどの人種が人気・不人気かを見ると、
- 女性で圧倒的に不人気なのは黒人女性
- 男性で圧倒的に不人気なのはアジア人男性
- 男女ともに一番人気なのは白人、ただしメッセージに対する返信のデータだとやや異なる(アジア人女性とヒスパニック女性に反応する男性が多くなる)
という結果でした。これは過去何年も変わっていない傾向です。
「一般的に魅力的だと思われる基準」=「多数決」ですから、欧米のスタンダードでは白人がアジア人よりも魅力的だと思われているのはデータでも厳然と証明されてしまっているわけです。
アジア人の最高は「8」だ、などと言われたら怒る人がいるかもしれませんが、脊髄反射で感情的に「日本人がバカにされた!」などと目くじらを立てて怒ることでもなく、
「一般的に白人よりも足が短く、目鼻立ちがパッとせず、体つきも貧相な傾向があるアジア人」はあくまでも欧米のスタンダードでは魅力がないだけで、個々人が自分でそういう特徴が魅力的だと思えていればいいだけです。
これらの特徴を魅力的に思えないのであれば、すでに欧米のスタンダードに支配されていることになり、反論の余地がないからです。
最後に
そもそもの話「8」自体がめったにいないレベルのすごい美女なわけで、日本人の美女のみなさんは悔しがったり対抗意識を燃やす必要は全くないと思います。
「7」の女の子でも上位10%に入るほど魅力的なので、個人的にはデートすれば楽しいですし、はっきり言って「8」以上は「人種限らずどの子も圧倒的にいい女」です。
なので実際付き合ってみると、「9」じゃないから不満だなどとは露ほどにも思いません。
今回はあくまでも「アメリカでの尺度(かなり厳しめ)」を紹介しており、個々人それぞれが考える「いい女」とセックスできていて幸せならそれでいいんじゃないでしょうか。
ただ自分に嘘をついて「あまり魅力的でない女の子を魅力的だと思い込む」のは良くないので、自分には正直になりましょう。
白人の女の子と付き合う方法についてもっと詳しく知りたい方は、白人の女の子と付き合う方法を、白人との恋愛経験3桁の僕が解説する(長め)も参照してみてください。
以上、【Sクラス?スト値?】アメリカ人は美女の外見をこう等級付けるでした。
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