外国人・NYナンパ体験記1:リッチなロシア人の彼女(前編)

恋愛コラム

こんにちは、ヒュー・マナハタ(@HughManahata)です。

フィールドレポート(ナンパ体験談)はあまり書くタイプではなかったので、文章として記録したものはあまり多くありませんが、

「実際海外(というかニューヨーク)でのナンパってどうなのよ?」

という人のために、残っている記録の中から実体験を紹介していきたいと思います。

主にアメリカのナンパコミュニティに英語で投稿したものを翻訳+加筆修正したものなので、以下の点についてご了承の上お読みください。

  • 翻訳したものなのでノリと文体が異なります。
  • 細かく注釈はつけますが、アメリカおよびナンパコミュニティ独特の単語や言い回しが出てきます。
  • 文章を書いた当時の情報であるため、状況が変わっていたり、現在は無い場所が登場している場合があります。

ニューヨーク、木曜夜の冒険

とある木曜日の夜、友達のフィリップブライアンからどうしても「マーキー」(注:ニューヨークにあるクラブ)に行きたいから来ないか、と連絡があった。

マーキー外観。週末の深夜は人でごった返す。

出典:gothamchronicles.net

アメリカの大学生は金曜〜日曜は授業を入れていないことが多いので、木曜日というのは彼らにとって週末の始まりということになる。

そのため木曜の夜は、場所によってはキュートな大学生の女の子で溢れかえっているのだ。

ちなみに僕の仕事(注:ウォール街時代の仕事)金曜と土曜が休みだ(日〜木まで出勤)。

その木曜日は仕事で疲れていたので家でゆっくりするつもりでいたが、「行動しなければスキルは上達しない」のを思い出し、誘われたこともあり出かけることにした。

当時の僕はまだナンパ・恋愛スキルが完全に開眼する前だったので、レベルとしては中級者程度だった。

マーキーに到着したころ、ブライアンから「土壇場で超セクシーなセフレからの連絡があったから今日は出かけられない」と電話があった。

まあ仕方がない。個人主義のアメリカ人は自己都合でのドタキャン・遅刻はしょっちゅうなので慣れたものである。

集合時間から20分ほど遅れてフィリップがやってきたので、夜11時ごろクラブに入る。

今日のカバー(注:カバーチャージ、入場料のこと。アメリカではドリンクチケットがつかないことが多い)は20ドル(約2,200円相当)だ。

クラブ内で苦戦

まだ早い時間帯なのでメインフロアはガラガラだった。普段は午前0時以降に混み出すので、人が入ってくるまで奥のソファでフィリップと話して過ごした。

マーキーのメインフロア。

出典:marqueeny.com

午前0時を回った頃にメインフロアに顔を出すと予想通りの混み具合だったので、僕らはそこで踊り始めた。

僕のダンススキルはそこそこだが女の子ウケはわかっているつもりだし、フィリップの方はバリバリのブレイクダンサーだ。

そのため2人で踊っていると、いつものごとく何人かの女の子から「一緒に踊って!」「写真撮ろう!」という感じでアプローチされたが、残念ながら好みのタイプはいなかった。

当時のマーキーは割とハイエンド気味なクラブだったので、この日は長身のモデル美女もそこそこいた。

それにしてもニューヨークのモデルは、誇張なしで「日本人のモデル」程度では到底太刀打ちできないほどの美女ばかりである。

身長175cm以上の長身かつ顔や体のパーツが全て整っており、本当にいい女というのはこういう子のことなんだと思い知らされる。

言い方は悪いが、「雑誌モデルしてまーす」みたいな日本人の女の子では「浮いてしまう」ほどのレベルの高さなのだ。

※関連記事:【Sクラス?スト値?】アメリカ人は美女の外見をこう等級付ける

フィリップが何人かのモデルに話しかけたが、あっさり撃沈。中にはかなりキツめに断る女の子もおり慣れていないとダメージは大きい。

しかしハイエンドなクラブでVIPテーブルに座っている美女をコールド・アプローチ(注:何の繋がりもない赤の他人へのアプローチ)で落とすことが難しいのは当たり前だ。

それを理解していたフィリップは撃墜されても全く意に介していないようだった。

フィリップは東南アジア系アメリカ人で、身長は175cmぐらい、細身だがアメリカでは珍しくファッションにとても気を使っている。

ナンパスキルも高くウィング(注:ナンパ仲間・パートナーのこと)としても非常に頼りになる奴だ。この当時の彼は中級者から上級者へと覚醒しつつある頃だった。

今日のフィリップは特に気合いが入っているように見える。

断られようがなんだろうが、絶対に何かを起こしてやる。そんな雰囲気が感じられた。

フィリップが声をかけ続けていると、何人目かの女の子が彼を気に入って夢中で話し始めた。結構可愛い白人の女の子だ。

手持ち無沙汰になった僕はしばらくダンスフロアで踊っていたが、ふと横目でフィリップを見ると、彼はいつの間にかその子とメイクアウト(注:いわゆるディープキス)していた。

それを見て自分も頑張らねば、と奮起して何人かの女の子にアプローチしてみたものの、気持ちだけが空回りしてかなかなかうまくいかない。

前述の通り当時の僕はまだスキルが完全に開眼する前だったからだ。

通りすがりの女の子の腕を引いても(注:日本では禁止されているところもあるが、アメリカではあまり問題なし)振り払われ、「そこのキミ、ちょっとこっちに来て」と呼んでも無視される。

普段行き慣れているバー(注:飲めて踊れる、雰囲気がいいDJバーのこと)では効果的な、いつものアプローチが全く通用せず僕は少し萎えてしまった。

今考えれば簡単にわかることだが、当時僕が行き慣れていた普段使いのバーはクラブよりは熱量が低めだったため、いつもと同じことをしたのでは押しが弱すぎたのだ。

特にマーキーのようなコテコテのクラブで上記のようなアプローチをするのであれば、かなり熱量を上げて(いわば多少オラついて)押しを強めにアプローチする必要があった。

ナンパは場所(日中のストリート、バー、クラブなど)によってスタイルを調整することが肝要なのである。

※アメリカ(NY)のナンパスポットの違いについてはアメリカ(NY)や欧米でのナンパスポットの「種類」について徹底解説で解説している。

フィリップのアシスト

そうこうしているうちに、時刻は午前1時半

ニューヨークのクラブは一応午前4時まで開いているが、アメリカでは全国的に午前2時がクラブの閉店時間として認識されているため、午前2時を過ぎると人が減りだす。

「あと30分でピークが終わってしまう・・・」

僕は特筆すべき戦果がないことに少し焦りを感じていた。

メイクアウトしていた女の子の連絡先をゲットしたのか、フィリップが戻ってきたので再び2人で踊り出した。しばらくすると彼が僕のことを凝視している金髪の女の子に気がついた。

僕の位置からは見えなかったので、僕はその女の子のことに全く気づいていなかった。

フィリップはその子に近づくといきなり手を引っ張って僕の前に連れてきて、

「ここで二人の結婚式を執り行います」

などと言いだした。

彼女は少し驚いた様子だったが、僕はそのまま手を握り「オーケー、これで僕らは夫婦だ」と言うと、彼女は少し恥ずかしそうに「どこから来たの」とロシア訛りの英語で聞いてきた。

僕は「東京出身だよ」と言ってから一緒に踊り始めると、彼女はとても嬉しそうな顔をした。

後編へ続きます。(※後編には実際の彼女の写真あり)


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