【外国人も驚く】アメリカ暮らしが長いと驚く日本の文化15選(日本編)

異文化・英語

こんにちは、ヒュー・マナハタ(@HughManahata)です。

日本とアメリカ両方で暮らしてみると色々と文化の違いを感じますが、今回は僕が日本に一時帰国した際に気づいた表面的な文化の違いをシンプルに列挙していきたいと思います。

1. マスクをしている人が多い

日本に来た外国人が真っ先に気づくのが、マスクをしている人が異常なまでに多いこと。コロナ禍で変わりはしたものの以前のアメリカではマスクをしている人などほぼ見かけなかったですし、していたら何らかの伝染病にでも罹患しているのかと思われます。

それ以外にもアメリカでマスクをしているのは顔バレしたくない悪質なデモやテロ行為を行う過激な集団が多いため、アメリカ人の友達が初めて日本に来てマスクしている人を見た時、ギョッとして「何でマスクをしている人が多いのか」と聞かれました。

アメリカでは「コロナ禍が終わったらさっさとマスクなんておさらばだ」という人が多く、案の定マスク率は日本をはるかに下回ります。

2. サングラス率が非常に低い

サングラスは日本でも普通に売られていて持っている人も多そうなのに、なぜか実際にかけている人が非常に少ない。白人は紫外線に弱いのでアメリカではサングラスをかけることが推奨されており、かなり多くの人が日常的にサングラスをかけています。

僕もサングラスを常用していますが、日本だと体感的にサングラス有りの時の方がしていない時よりも怪訝に見られたり、少しオラついているように見られる気がします。

3. あまりガムを噛んでいる人がいない

日本では人前でガムを噛むことを非礼と思っている人が多いためか、道行く人でガムを噛んでいる人をあまり見かけません。

アメリカでは嗜好品として広く受け入れられているため、猫も杓子もクッチャクッチャとガムを噛んでいます。そのため道はガムの跡だらけだし、地下鉄や映画館の椅子の裏に食べ終わったガムが張り付いているのはアメリカあるあるです。

前述のサングラスと合わせてガムをくっちゃくっちゃ噛んでいると、パッと見イキった兄ちゃんみたいであることは認めます。

4. スカートを履いている女の子が多い

日本人の女の子は季節を問わずスカートを履いている人が本当に多い。アメリカではこんな光景は見られません。

アメリカ人の女の子は日本人ほどファッションに気を使わない人がほとんどなので、ニューヨークでもおしゃれに気を使うタイプでなければ普段はジーンズの女の子が大半で、暑い季節にシンプルなドレスやスカートを着る人が増える程度です。

またアメリカ人の女の子は少なからずフェミニスト的な視点を持っており、日本人女性のように「か弱い女の子的な服」よりも「自立した大人の女の服」を好む人が多いことも理由でしょう。

ただオンとオフがはっきりとしているため、夜バーやクラブに行く時には日本人の女の子があまり着ないようなセクシーなドレスやヒールで思いっきりドレスアップして出かけます。

5. サラリーマンがみんな同じようなスーツを着ている

個性重視のアメリカではスーツを着る人もいれば着ない人もいます。

会社の服装規定も日本と比べて緩いので、暑ければポロシャツにスラックスなどで出勤しても問題ないという会社がほとんどです。そのため日本の駅で見かけるような没個性のサラリーマン集団は外国人にはちょっと異様な光景に映ります。

「周りとの和を重んじ、目立たないこと」を是とする日本と、「個性を発揮して目立つこと」を是とするアメリカの違いですね。

ちなみにウォール街の会社は伝統的に服装規定が厳しめですが、2019年春頃にゴールドマンやJ. P. モルガンなどが服装規定を緩めてニュースになってました。

僕もウォール街時代はスーツにネクタイで、これはアメリカの場合カジュアルな格好をしている人が多いので、逆にカッチリした格好をしたいと思ったからです。

6. 日本が安全すぎてビビる

通り魔などの犯行などで「日本の安全神話が崩壊」などといっても犯罪大国アメリカには遠く及びません。

日本では真夜中に酔っ払ってフラフラしていても銃やナイフで強盗に脅されることもないし、小学校低学年ぐらいの子でも普通に街を歩いていたり電車に乗ったりできます。

しかしアメリカには子供を狙う変質者がうろついているので、保護者と一緒でなければ昼間であろうと子供だけで街など歩けません。

ニューヨークでは子供たちが遊べるような公園は門と柵で完全に分離されていますし、登下校時も保護者の送迎が必須です(子供だけでは勝手に学校を出られない)。

またアメリカでは中学生ぐらいの子供だけで留守番することも違法なため(州により規定が異なる)、下手したら通報されます。

ちなみに危険度で言えば、僕もNYでは2回ほど強盗に遭っています。

7. ゴミ箱がなさすぎて本当に不便

日本は海外と比べ、ゴミ箱をレアモンスター並みに見かけないので本当に不便です。

ゴミのことでいちいち煩わされるため、東京のスーパーやコンビニで何か買う時にはゴミのロジスティックスをよく考えてから買うようにしています。

ニューヨークではいたるところにゴミ箱が設置されているので、ゴミ箱の心配を全くせずに生活することができます。多分これはゴミ箱がなければ容赦無くポイ捨てするような人が多いからだと思いますが。

8. 食事が安い

東京のチェーン店などで食事をすると、あまりの安さに「値段を間違っているんじゃないか」と思うことがあります。

海外のグローバル都市ではあり得ない安さのため、日本でブラックバイトが横行してしまうのは低価格維持のためではないかと思わず勘ぐりたくなるほど。

ニューヨークだとレストランチェーンが日本ほどきめ細やかに展開されていないため、ランチでも20ドル(約3,000円)はないとまともなものが食べられません。

探せば激安で食事できるところもあるにはありますが、日本のように「どこに行っても吉野家などのチェーン店があり、牛丼一つワンコインでお釣りがくる」という環境には到底およびません。

9. 電線だらけで景観がごちゃついている

日本は再開発されたエリア以外はどこも電柱と電線だらけで景観が非常にごちゃごちゃしています。

地中化はコストがかかるので仕方ない部分もありますが、電柱は地震の時に倒れたりして危ないのでできる限り進めてほしいですね。海外の大都市では当たり前にできていることなので。

10. ガードレールがいたるところにある

東京を歩いていると混んでいて歩きづらいなと感じることが頻繁にありますが、これはガードレールがあって歩行者が狭いスペースを歩かされているからだったりします。

ガードレールはパリなどにも幾分かあるのでそれ自体は結構ですが、日本のは景観に溶け込んでいないものが多いのと、歩行者が歩くスペースが確保できていないのが残念な点です。

東京は都市景観を気にする前にぐちゃぐちゃにスプロール現象が進んでしまったので、道が狭いのは仕方ない部分もありますが。

ちなみにニューヨークやロンドンにはほとんどガードレールがありません。

11. 屋内喫煙OKな場所が多くて絶句

レストランやその他屋内は全面禁煙であることが常識の欧米諸国と比べ、日本は2023年時点でまだまだ遅れている分野です。

以前帰国した時に日本の会社と「軽くカフェでミーティングでもしましょう」という話になり、ミーティングの場所に指定されたカフェに入店したら喫煙可能で分煙もされていない喫茶店だったことに唖然としたことがあります。

欧米でそんなところにクライアントを連れて行ったら常識を疑われます。

12. 礼儀正しい人が多い

サービスに従事しているかどうかに関わらず、やはり日本人には礼儀正しい人が多い。

道路工事の交通誘導員の人なども、誰かが近づくたびに「歩行者通ります!」とか「自転車通ります!」と全体に呼びかけたり、通り過ぎる際にお辞儀までする人がいて驚かされます。

13. 男性でもプライベートでバッグを持っている人がいる

日本人男性はプライベートでもトートバッグなどのハンドバッグを持っている人がいますが、外国人にはあまり馴染みのない光景です。

アメリカでもブリーフケースなど仕事に行く時にカバンを持っていく人はいますが、プライベートの場合ゲイでもなければトートバッグなどを持っている男性はほとんどいません。ほとんどの男性はポケットに突っ込める分しか持ち歩かないのです。

14. 広告やコマーシャルで「何々で検索!」とやたら検索推し

これは日本に来るたび「何で検索させたがるのか」と不思議に思っていたことですが、日本人はブラウザのアドレスバーに直接URLをタイプする人が少ないからでしょうね。

アメリカでは直接URLをタイプするのが当たり前なので、コマーシャルでは普通に「www.●●.com/●●」みたいなURLを「ダブリュダブリュダブリュドット●●ドットコム、スラッシュ●●」などと読み上げます。

15. 電車や建物の中が高温すぎる

日本では冷え性の女性が多いためか、電車や建物の中の温度が海外と比べてかなり高い。冬にダウンジャケットを着たままだと電車内やデパートなどで汗だくになりますし、映画館も場所によっては息が詰まるほど暑い。

日本に住んでいるアメリカ人の友達も夏になると「オフィスのエアコンの設定温度が28度ってアホか、暑くて死にそうなのに何のためのエアコンだ」としょっちゅう文句を言ってます。

夏でも場所によっては生ぬるい風しか流していない施設も多いので、夏でも冬でも日本のショッピングモールでは汗だくになった記憶しかありません。

アメリカ編に続きます。

アメリカ文化やニューヨークについてもっと知りたい方は異文化コラムのその他の記事も参照してください。


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