こんにちは、ヒュー・マナハタ(@HughManahata)です。
フィールドレポート(体験記)その7になります。
まずは注意事項から。
フィールドレポート(ナンパ体験談)はあまり書くタイプではなかったので、文章として記録したものはあまり多くありませんが、
「実際海外(というかニューヨーク)でのナンパってどうなのよ?」
という人のために、残っている記録の中から実体験を紹介していきたいと思います。
主にアメリカのナンパコミュニティに英語で投稿したものを翻訳+加筆修正したものなので、以下の点についてご了承の上お読みください。
- 翻訳したものなのでノリと文体が異なります。
- 細かく注釈はつけますが、アメリカおよびナンパコミュニティ独特の単語や言い回しが出てきます。
- 文章を書いた当時の情報であるため、状況が変わっていたり、現在は無い場所が登場している場合があります。
- ノンフィクション(実話)なので、本人に迷惑がかからないよう名前やディテールを変えている場合があります。
- その他の話は【外国人ナンパ】白人美女とのNY恋愛体験記:全話まとめからどうぞ!
ナンパの12時間シフト
とある金曜日の午後、友達のナルキッソスから「今からお前ん家に行くわ」とメッセージがあった(注:僕は日曜〜木曜働いているため金曜日は休みだ)。
ナルキッソスは褐色の肌をしたキューバ系アメリカ人で、本名がギリシャ神話の神の名前という変わった奴だ。
名前が大仰な割に背が低く体つきもずんぐりとしていたので、他の友達に「完全に名前負けしてるな」とよくからかわれていた。
しかもナルキッソスは当時18歳だかの学生で全然モテず、童貞だったこともからかわれる理由の一つだったと思う。
※しかしこの半年後、誰もが驚くような凄まじい美女をゲットして周りを絶句させることになる。
僕が出かける支度をしていると、午後4時にナルキッソスがやってきたのでそのまま歩いてデイゲーム(注:日中のストリートナンパのこと)をすることにした。
当時の僕は上級者になりたてであり、ナイトゲーム(注:バーやクラブなど、夜出かけた先でするナンパのこと)の腕前は相当高くなっていたが、デイゲームの方はまだまだ得意ではなかった。
ナイトゲームは勢いや男らしさを押し出した少々荒っぽい感じが有効だが、デイゲームでそういうやり方は全く通じなかったため、良い結果を得られていなかったのだ。
この頃の僕らは大抵週末になると午後4時ごろから出かけて、遊びながら可愛い子がいたら声を掛ける、というスタイルのデイゲームを夜までやっていた。
それから一旦ディナー休憩を挟み、その後バーやクラブに繰り出して閉店時間である午前4時まで遊び尽くすという、いわば「ナンパの12時間シフト」をやっていたのだ。
当時の僕は月曜〜木曜の夜もしょっちゅう出かけており、さらに週末になれば12時間シフトで友達と遊びながらナンパを行うという狂った人生を送っていた。
こんなことを繰り返していれば誰でもナンパや女の子の扱いが上手くなるのはいうまでもないだろう。
実際僕の周りにいた10人ほどの友達は、全員がメキメキと上達していった。
デイゲームでの戦果
話を戻そう。ナルキッソスと外に出ると、3月とは思えないほどポカポカとした天気だった。
3月のニューヨークはまだまだどんよりとして寒い日が多いが、この日は太陽の光が眩しいぐらいだ。心なしか道行く人も嬉しそうに見える。
暗く長いニューヨークの冬も終わりが近くなったような陽気なので、きっと女の子たちも外出したくてそわそわしているだろうなと思った。
ナルキッソスと歩きながら、可愛い女の子を見つけては声をかける。
最初の数人はあまりいい反応ではなかったが、4人目に話した可愛いロシア人の女の子の連絡先をゲットした。
ユニオンスクエア(注:14ストリートにある広場。ストリートナンパのメッカでもある)に到着すると、春を待ちきれない人で溢れかえっていた。
すぐに可愛い子を発見したので声をかけると、また連絡先をゲット。それから5分も経たないうちに友達が4〜5人合流する。
僕らはアイスクリーム屋に行ったり、スタバでドリンクを買ったり、楽しみながらあちこちと歩き回って可愛い子を見つけては声をかけ続ける。
合計で20人以上は声をかけたと思うが、結構な割合でいい反応が返ってきたので、結局この日は8個ほど連絡先をゲットした。
この時の僕はまだまだデイゲーム初級者だったが、徐々に上達してきているのがわかった。
ディナー後、誕生日パーティへ
午後8時半を回ったところで一旦ディナー休憩を挟んだのち、僕の友達は全員いつものスポットである「プランジ」(詳しくは外国人・NYナンパ体験記4:ルーフトップバーの美女たちを参照)に行くらしかった。
僕は会社の同僚のジョナサンの誕生日パーティがあったので、一旦友達と別れてそのままイーストヴィレッジ(注:若者に人気のエリアの1つ)にあるフッカバー(注:水タバコを吸えるシーシャバーのこと)へ向かう。
午後10時ごろ到着すると、ジョナサンと彼の友達15人ぐらいのグループですでにフッカ(注:水タバコのこと)をスパスパと吸っていた。
数時間ほど会社の同僚たちと過ごし、午前1時を回った頃にタクシーで「プランジ」へと移動。
ジョナサンたちは少し後で合流するらしい。
エレベーターでルーフまで上がると、「ハズレ」の日なのかそこまで人は多くなく、可愛い子もほとんどいない。
ただ一旦別行動をしていた僕の友達が全員そこにいたので退屈はしなかった。
同僚の友人、衝撃を受ける
午前2時半が過ぎた頃、ジョナサンと彼の男友達数人が「プランジ」に到着した。
するとほぼ同時に可愛い子が大量になだれ込んできた。おそらくは付近のバーやクラブから流れ着いたのだろう。
僕とジョナサンは一緒に出かけることも多かったので、彼は僕が女の子慣れしているのを知っている。
するとジョナサンは彼の友達を指差しながら、
「ヒュー、こいつらに女の子をゲットするお手本を見せてやってくれ」
とけしかけてきた。僕は「自分が気に入った子がいたらね」とだけ返す。
周りを見回すとVIPエリアにリボンが腰付近についたドレスを着た、かなり可愛い白人の女の子がおり、こちらをチラチラと見ていることに気づいた。
ニューヨークの女の子は日本人女性ほどファッションに気を使わないので、こんなにおしゃれな子は珍しい。
腰のリボンと外側に広がるようなスカートは、まるで人形のドレスのように見える。
身長はアメリカ人の女の子としてはやや低めな160cm弱、雪のように真っ白な肌で顔も体型もドンピシャで僕のタイプだ(注:後編には実際のその日の写真を載せてあるので読み進めよう)。
僕は彼女を見つめながら、「あの子は僕のものだ」と無意識のうちに心の中でつぶやいた。
すると彼女がVIPエリアの奥まったところから、エリアのすぐ外に出て踊り始めた。僕に話しかけてほしいサインだ。
僕は彼女を指差しながら後ろを振り返ると、ジョナサンとその友達にこう告げた。
「今からあの子をゲットしてくる」
ジョナサンはニヤニヤしていたが、彼の友達たちは全員「何言ってんだコイツ」といった顔をしている。
混乱した様子のジョナサンの友達を横目に彼女に歩み寄り、トントンと肩を叩くと彼女は嬉しそうな顔でこちらを振り返った。
僕が話しかけるのを待っていたのだ。
名前を聞くとノエルと名乗ったが、少し酔っている様子だった。
彼女が僕に興味があるのはわかっていたので、そのままうまく立ち回って「興味がある」を「好き」に発展させなければならない。
僕は彼女の手を取り、ジョナサンの友達たちがよく見えるよう彼らの目の前まで連れてきた。
ノエルと一緒に踊りながらエスカレート(注:手を握ったら次はキス、のように二人の関係を次の段階へ進めていくこと)を続けるが、すごくいい反応だ。
「絶対にこの子をゲットしてやる」という強い意志を持ってアプローチしたこともあり、この時の僕はトークもダンスも切れ味抜群だった。
彼女の友達が僕らの写真を撮り出したので、2人でポーズを決める。
ちょうど別の友達のジョンソン(黒人、医者)が近くを通り、何が起きているのか察すると、すぐにウィング(注:ナンパ仲間・パートナーのこと。また女の子側が多人数の場合にターゲット以外の人と話して注意を引き、仲間を助けることを「ウィングする」という。)としてノエルの友達と話し始めてくれた。
ジョンソンに2人の写真を取ってもらううち、僕とノエルはすっかりいい感じになっていた。
ヒュー「ノエルは誰かに似てるね。言われない?」(注:アメリカ人は基本自分は自分と思っているため「有名人に似てる」と言われるのを好まない。なのであまりオススメできるセリフではない)
ノエル「うーん、そうかしら」
ヒュー「そうだよ。特に目の辺りがとても綺麗だ」
ノエル「ふふ、ありがとう」
ヒュー「ちょっとよく見せて」
そう言って僕は右手で彼女の目を覆いながら顔を近づけ、彼女の唇にキスをした。
彼女もよほどキスしたかったのか、僕らはそのまま1分ほど恋人のようにメイクアウト(注:いわゆるディープキス)した。
ここまでのやりとり全てを目の前で見ていたジョナサンの友達たちは、あまりのショックに何も言葉が出ないようだった。
後編へ続きます。(※後編には実際の彼女の写真あり)
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