こんにちは、ヒュー・マナハタ(@HughManahata)です。
外国人・NYナンパ体験記13:細身の中東系美女とクレイジーな30日チャレンジ(前編)からの続きです。
13日目 月曜日。15分ルールを適用
今日は「15分ルール」を適用したハードなデイゲーム(注:日中のストリートナンパのこと)をした。
15分ルールとは、友達と練り歩きながら15分に1回必ず「魅力的な」1人の女の子に声をかけないといけないというルールだ。
一見生ぬるそうなルールだが、実際は全くそんなことはない(話しかける相手が誰でもいいわけではないため)。
クラブであれば女の子が大量に密集しているため次々と話しかけまくれるが、デイゲームは普通の街歩きだ(注:1箇所に留まってターゲットを狙う人もいるが、個人的にはおすすめしない)。
そして友達と話しながらニューヨークの街を歩き、「これだ」と思う可愛い子を見かけるのは大体15分に1回かそれ以下である。
話しかける女の子の基準が低い人ならもっと見かけるだろうが、僕は質にかなりこだわっていたので15分に1人がギリギリ譲歩できるラインだった。
ちなみにどうしても15分で誰もいい子がいない場合には、少し基準を下げてでも必ず1人にアプローチしなくてはならない。
15分に1人アプローチして会話したりしていると、実際はかなりバタバタすることになり、探す>話す>連絡先をゲットまで行った場合には次のアプローチまでの時間がほとんどなくなってしまうため休まる時などほとんどない。
1時間に必ず4人の可愛い子にアプローチするので、普通は大体5、6時間ぶっ通しでやっていた僕らはデイゲームだけでも必ず20〜24人の魅力的な女の子にアプローチすることができていた。
休日は大抵午後4時から午前4時までの「ナンパの12時間シフト」をやるので、デイゲーム後にディナー休憩を挟み、そこから夜出かけてさらに10〜20人ほどの可愛い女の子と会話することになる。
そのためもともとデイゲームが大の苦手だった僕ですらメキメキと実力をつけ、数ヶ月後にはデイゲームのエキスパートと言えるレベルにまで成長していた。
昼でも夜でもナンパではその日最初のアプローチが一番難しい・面倒なことが多い。
15分ルールなどによりアプローチしまくっているとだんだんと勢いがつき、自分の流れ(フロー)が出来上がり、相乗効果で気分も乗ってくるため色々と上手くいきやすくなる。
そのためフローを作るために連続してアプローチするのはオススメなのだが、体も頭も働きっぱなしになるため非常に疲れるのが唯一の欠点だ。
引き続き13日目、中東系美女との出会い
前置きが長くなったが、「15分ルール」に従いガンガン女の子と話しまくる。
いいセット(注:女の子またはそのグループのこと)もあれば悪いセットもあるが、4人目に話しかけたかなりレベルの高い美女といい感じになり、ホールフーズ(注:というスーパーマーケット)から連れ出して短時間デートした。
その後も友達とフザけたりしながらどんどん女の子に声をかける。
すると午後6時ごろ、ユニオンスクエア(注:14ストリートにある広場。ストリートナンパのメッカでもある)の銅像近くを歩いていたやや褐色の肌を持つ、おそらく中東系の美人を見つけた。
身長は170cm以上はあるだろうか。細身でエレガントなルックスをしている。
「次はあの子だな」
そう思った僕は躊躇せず彼女に話しかけた。
ヒュー「ヘイ。君のこと可愛いと思ったから話しかけないとって思ったんだ。僕はヒュー」
中東系美女「あら、ありがとう。私はジェニーよ」
ヒュー「君の服はちょっとワイルドだね(少しヒッピーっぽい格好だった)」
ジェニー「ははは、ワイルドかしら?」
ヒュー「ワイルドだけど、いい感じにワイルドだから素敵だよ」
ジェニー「ありがとう」
ヒュー「ところで何してるの?」
ジェニー「友達を待っているわ。あなたは?」
ヒュー「友達と遊んでたところさ。そしたら君みたいな美人をみつけたから、これは話しかけないとと思って」
ジェニー「あら、調子がいいのね」
ヒュー「ねえ、君ってよく落ち着いてるって言われない?」
ジェニー「言われるわ」
ヒュー「それに君は何百人もの友達はいないけど、きっと少数のすごく仲がいい友達がいるタイプだな」
ジェニー「どうしてわかったの!」
ヒュー「僕は人を読むのが得意なんだ」
ジェニー「どうもそうみたいね!」
ヒュー「ねえ、ちょっとあそこの本屋に行こうよ。君におすすめの本があるから教えたいんだ」
ジェニー「いいわ。ところでどんな本なのかしら?」
ヒュー「エックハート・トールって著者の、『The Power of Now』(注:邦題は『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』)って本だよ」
僕がこう言った瞬間、彼女が驚いた表情をして固まった。
ヒュー「どうしたの?」
ジェニー「ちょっと待って、信じられないわ」
ヒュー「何が?」
ジェニー「(かばんに手を伸ばし、本を取り出す)それって今私が読んでる本なの!!」
ヒュー「オー・マイ・ゴッド、信じられないね」
ジェニー「本当に信じられないわ!!」
こうした運もあり、彼女は一気に僕に興味を抱くようになった。
僕は色々な女の子と話した経験があるため、少し話せば女の子が大体どんなタイプの子か読むことができる。
ヒッピーっぽい子はニューエイジだとか精神世界に興味がある子が非常に多いので、当時ナンパコミュニティでも必読書として挙げられていたエックハート・トール(注:作家・精神指導者)の本を勧めようと思ったのは偶然ではない。
さすがにジェニーがその時その本を読んでいたのはできすぎた偶然だったが。
即デートへと進める
いい感じの会話になったので、僕はジェニーを近くのバーに連れて行き、そこで彼女と2時間ぐらい色々な話をした。
彼女が20歳でニューヨーク大学(NYU)に通っていること、両親が中東出身で小さい頃アメリカに引っ越してきたこと、日本に行ってみたいと思っていることなど。
ただしアジア人と付き合ったことはないし普段は恋愛対象外らしいが。
話しているうち、彼女はもう僕のことが気になって仕方がないようだった。
午後8時半になり、僕はハイライン(注:マンハッタンの西側にある、おしゃれな公園)へと彼女を連れていった。
ジェニーと話していると彼女とはとにかく波長が合った。
出会って数時間しか経っていないのに、もはや僕と彼女は恋人のようになっており、僕が彼女の手をそっと握ると、彼女はしっかりと握り返してきた。
記録に会話の詳細がないため残念ながら何を話したか覚えていないが、「まるで映画『ビフォア・サンライズ、恋人までの距離』のような、ロマンティックな時間だった」と書かれている。
実際そうだったことは今でもはっきりと覚えている。
こういうロマンティックな時間を過ごしている時、何を話しているかなどどうでもいいことなのだ。
ハイラインを出て、ほど近いところにあるバー「プランジ」(注:外国人・NYナンパ体験記4:ルーフトップバーの美女たち参照)まで彼女を連れていった。
月曜日の今日はガラガラに空いていたので、テラスのソファに2人で腰掛ける。
まるで運命の出会いかのように会話が弾み、すっかり打ち解けた僕らは前述の通りすでに恋人同然になっていた。
物欲しそうな顔のジェニーに近づいてキスをすると、彼女は情熱的にキスに応えた。
そのまま長い間メイクアウト(注:いわゆるディープキス)したのだが、彼女は舌ピアスをしていたのでなんとも言えないキスの感触が興味深かった。
この時間になると一緒に住んでいるという彼女のお姉さんから散々「帰ってこい」とメッセージが届いていたが、ジェニーは返答すらしない。
これは僕ともっと時間を過ごしたいという強いサインだ。
ちなみにお姉さんからメッセージが来まくっていたのには理由があって、それはジェニーがお姉さんの身分証明書(ID)を持っていたから早く返して欲しかったらしい。
ニューヨークのバーは21歳以上でないと入れないため、ジェニーはお姉さんのIDでお姉さんになりすまして夜遊びしているということだ。
アメリカのバーはIDチェックが厳しいためティーンエイジャーはフェイクID(偽の身分証。アルコールの購入や夜遊びのためだけに使うものなのでバレても実際の罪は大して重くない)を使うことが多いのだが、バレやすい上に本物か調べる機械を導入しているところもありなかなか簡単には入れない。
そのため運良く歳が近く似ている兄弟・姉妹がいる人はIDを借りて夜遊びに出かけるのだ。
また別の話になるが、ナンパコミュニティの知り合いに当時18歳のアジア人の学生がおり、たまに僕のIDを貸してあげたが入口でバレたことは一度もなかった。
僕と彼は全く似ていないが、同じアジア人というだけで他人種には見分けがつかなくなるのは面白い。
ロマンティックな関係
「そろそろ出ようか」
僕はそう言ってジェニーの手を引いてバーの外に出ると、タクシーを捕まえて僕の家までやってきた。
ジェニー「ここ・・あなたの家?」
ヒュー「そうだよ、クールな君にどうしても見せたいものがあるんだ。10分でいいから来てよ」
ジェニー「わかったわ」
例のごとくニヤニヤしているコンシェルジュへの挨拶もそこそこにロビーを通り抜ける。
家に上がっておすすめ本コレクションを彼女に一通り見せた後、彼女をベッドに座らせてイチャイチャしだした。
服を脱がせようとすると多少の抵抗に遭うが、見せかけの抵抗だ。
ジェニー「ダメよ、今日会ったばかりじゃない」
ヒュー「知ってるよ。でも君みたいな子とこんな素敵な出会いをしたことは今までに一回もなかったよ」
ジェニー「私もよ・・・」
ヒュー「僕らは本当に相性がいいと思うし、運命じゃないかとすら思ってる」
ジェニー「・・・」
ヒュー「君の目が好きでたまらないよ(上半身を脱がす)」
ジェニー「全部が急すぎるわ」
ヒュー「わかってる。君が嫌がることなんてしないさ(さらにスカートを脱がせる)」
そこからは大きな抵抗もなく、ジェニーとベッドインした。
ちなみに今回のようにデイゲームで出会ってそのまま「即」というのはかなり珍しい(個人的にはベッドインに至るうちの10〜20回に1度ぐらい。当然即狙いにフォーカスして女の子のレベルを下げたり、2度と会わなくていいぐらいの強引なゲームを展開すればもっと簡単に確率は上がる。しかし僕は即数アップなどに全く興味がない)。
普通は最低でも1〜2回デートをする必要があるので、毎度今回のような経験ができるわけではないことは言っておこう。
それ以降ジェニーとは6年以上に渡ってロマンティックな関係が続いたが、不思議なことになぜか会うのは半年〜1年に1回程度だけだった。
多分向こうも別の男と付き合っていたのだと思うし、僕も他の女の子の相手で忙しかったので悪い関係ではなかった。
フェードアウトしてついに関係が切れたかな、と思う頃に向こうからメッセージがきたりするのだ。
しばらく話していなくても、会えば出会った時のようなロマンティックな時間を過ごすことができた。
多分どこかで心が強く結びついていたからだろう。
経験人数が増えるほど記憶の彼方に消えていった女の子たちは多いが、ジェニーのように強烈な印象を残した子のことは今でもたまに思い出す。
きっとこういう経験は一生忘れないものなのだ。
総括:まるで映画『ビフォア・サンライズ、恋人までの距離』のようなロマンティックな1日だったのは本当だ。
これ以降、僕はより一層美女とのロマンティックな恋愛にハマり『ビフォア・サンライズ』の映画のような体験をするべく出かけ続けることになる。
同時期、僕と友達の間でデイゲームのことを「サンライズしに行くか?」(注:ビフォア・サンライズみたいな恋を求めて女の子に声をかける)と冗談めかしていうようになった。
ちなみにこの後も30日チャレンジは続け、結果も出たので実りある挑戦となった。
反省点:スムーズだったので特になし。
良かった点:当たり前のことを当たり前にやっただけなので、特になし。
以上、外国人・NYナンパ体験記13:細身の中東系美女とクレイジーな30日チャレンジでした。
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