こんにちは、ヒュー・マナハタ(@HughManahata)です。
フィールドレポート(体験記)その6になります。
まずは注意事項から。
フィールドレポート(ナンパ体験談)はあまり書くタイプではなかったので、文章として記録したものはあまり多くありませんが、
「実際海外(というかニューヨーク)でのナンパってどうなのよ?」
という人のために、残っている記録の中から実体験を紹介していきたいと思います。
主にアメリカのナンパコミュニティに英語で投稿したものを翻訳+加筆修正したものなので、以下の点についてご了承の上お読みください。
- 翻訳したものなのでノリと文体が異なります。
- 細かく注釈はつけますが、アメリカおよびナンパコミュニティ独特の単語や言い回しが出てきます。
- 文章を書いた当時の情報であるため、状況が変わっていたり、現在は無い場所が登場している場合があります。
- ノンフィクション(実話)なので、本人に迷惑がかからないよう名前やディテールを変えている場合があります。
- その他の話は【外国人ナンパ】白人美女とのNY恋愛体験記:全話まとめからどうぞ!
ハイエンドなクラブ巡り
在りし日のグリーンハウス。

真冬の厳しさが身にしみるとある2月の木曜日、友達のジョンソン(黒人、医者)から「グリーンハウス」(注:当時人気絶頂だったハイエンドなクラブ)に行こうとメッセージが来た。
ジョンソンはいかにもアメリカのテレビや映画に出てきそうな成功した黒人を地で行く医者で、上背もあり筋肉質なので人種問わず女の子にはかなりモテる。
医療関係の本も出版しているエリートだが、性格も大人っぽく非常に落ち着いているナイスガイだ。
たまたま友達のプロモーターであるダブル・Dがグリーンハウスをプロモートしていたので、男2人でも入れるだろうとタカをくくって現地に向かったが、ダブル・Dに
「ドアマンとマネジャーに掛け合ってみたが、ここは今ニューヨークでも1, 2を争うホットなクラブなので友達だとしてもダメだって」
と言われてしまった。
ニューヨークのハイエンドなクラブは東京のようにほぼ誰でも入れるわけではないため、男だけで入場するのが本当に厳しい(詳しくはこちらの記事外国人・NYナンパ体験記3:新年の冒険、テキサスの美魔女を読んでもらえれば分かるだろう)。
ドアポリシー(=入場ポリシー)が厳しいクラブは必然的に金持ちや有名人が訪れるため、モデルや可愛い女の子がたくさん集まってくる。
それに引き寄せられて男が入場しようと群がってくるわけだが、プロモーターと知り合いになり、かつ女の子が入場するタイミングで「同グループ」として入場するなどの手を使わないと簡単には入れないのだ。
今晩の気温は摂氏に換算するとマイナス2度だが、吹き荒れる風が強烈なので体感温度は摂氏マイナス10度と表示されている。
寒さがひどいので、僕とジョンソンはとりあえずタクシーを拾い、早い時間なら入れるチャンスがあるテンジューン(注:別のハイエンドなクラブ)に向かった。
在りし日のテンジューン。


テンジューンに到着した時点で午後11時半だったので、クラブのエントランスはまだ閑散としている。
試すような態度のドアマンに「何人だ」と聞かれた僕は「2人だけ」というとすんなりクラブに入ることができた。
「早い時間帯+少人数」であればテンジューンには割と入れるという読みが当たった。
しかも今日は木曜の夜なので、金土の夜より入場のしやすさは多少マシである。
ファッションウィーク期間中のすさまじさ
まだ閑散としたクラブ内で僕とジョンソンが暇つぶしをしていると、30分も経たないうちに目が飛び出るほどのモデル美女たちが次々とやってきた。
そのほとんどが長身(175~185cm)で、アプリなどの加工ゼロでも顔や体の造形が一般人とはまるで違う。本物の美女とはこういう女の子のことをいうのだ。
多少可愛い程度で「モデルやってまーす」などと言ってしまう日本人の女の子を本物のモデルの隣に並べたら、あまりにも露骨に差がありすぎてモデルを名乗っていたことが恥ずかしくなるだろう。
木曜のテンジューンにモデルが多いことは知っていたが、この時のモデルの数は異常だった。
「いくらなんでもこの数はおかしいぞ」と思っていた矢先、ふとその週にニューヨーク・ファッションウィークがあったことを思い出した。


友達に誘われて見に行ったショー。(筆者撮影)
毎年2月と9月に開催されるファッションウィークの期間中は、それこそVOGUEやELLEにしょっちゅう登場するような世界的に有名なモデルがニューヨークの街を闊歩している。
そのためハイエンドなクラブは世界最高クラスのモデル美女たちで溢れかえることになるのだ。
モデル以外の女の子もファッション業界関係者ばかりなので、おしゃれで可愛い子がたくさん出現するのもうれしい点だ。
当時の僕はアメリカのナンパコミュニティでは超有名なインストラクターのブートキャンプ(=レッスンのこと)に参加した直後であり、準上級者から上級者になりつつあるころだった。
午前0:30分を回る頃、超満員になったダンスフロアで僕とジョンソンは踊り始めた。
テンジューンのダンスフロアの一角。上の写真に写っているバー付近でもスペースがあればみんな踊りまくる。


するとジョンソンが僕らの近くで踊っていた赤毛のモデル美女を見つけた。
透き通るほど色白な彼女は身長175cm程度、かなり魅力的でいかにもモデル然としている。
ジョンソン「見なよあの子、すごく細くて白いな!ありゃファッションウィークで来たモデルだな」
ヒュー「多分ね、すごい綺麗だな。けどあっちにはさらに信じられないレベルの美女がいたよ」
こんな感じで、この時はまだその赤毛のモデルは僕のファーストチョイスではなかった。
周りを見渡すと、テイラー・ヒルばりの凄まじい美女があちこちにいたからだ。
何人かのモデルにアタックしてみたが、さすがにこのクラスの美女を相手にするのは簡単ではない。というか普通に考えればほぼ無理ゲーである。
レオナルド・ディカプリオなどの有名俳優や大金持ちと付き合っていてもおかしくないレベルの女の子たちなのだから、長身でもなく、筋肉質でもなく、ハンサムでもなく、大金持ちでもないアジア人の男など99%相手にするわけがないのだ。
ほとんどの相手にまともに取り合ってもらえないため、この時はどうやって攻略するかの糸口すら全く見えてこなかった(のちにモデルに対して多少有効なアプローチの仕方を開発することにはなるが)。
赤毛のモデル美女との邂逅


ジョンソンと踊りながら次に話しかける子を探していると、さっきの赤毛モデルがこちらをチラチラと見ていることに気がついた。
つまり彼女は僕と話したいのだ。
僕の踊り方は目立つため、踊っていると女の子の方から「気になるオーラ」を出してくることが多い。
彼女に気づいた僕は、目をじっと見つめながら堂々と歩み寄って握手しようと手を差し出した。言葉は何も発していない。すると彼女は握手しながらニコッと微笑んだ。
赤毛モデル「あなたのダンス、大好き!私はアリー」
ヒュー「ありがとう、僕はヒュー」
そう言うとすかさずアリーの腰に手を回して体を引き寄せ、一緒に踊りながら素早くエスカレート(注:手を握ったら次はキス、のように二人の関係を次の段階へ引き上げること)した。
こういう時のダンスは男側がリードしなくてはいけない。
熱気がすごいクラブの雰囲気もあり、ダンスをしていたら徐々に二人の顔が近づき、5分後にはメイクアウト(注:いわゆるディープキス)していた※。アリーはキスがとても上手かった。
※クラブ内で会って5分でメイクアウトはそこまで珍しいものではない。女の子が酔っていたり、奔放な感じの子であれば尚更だ。言うなれば比較的よくあることなので、大した成果ではない。
もともと彼女のことはファーストチョイスではなかったとはいえ(ファーストチョイスも何も世界最高峰の美女だらけの中で選べる立場になどないが)、キスしている時に顔をよく見ると、かなり綺麗な顔立ちの美女だ。
真っ白でシルクのような肌、綺麗な鼻筋、パッチリとした青い目。そっくりというわけではないが、雰囲気が若い時のシンティア・ディッカーっぽい。
つまりアリーは僕が今まで付き合ったことがないようなレベルの女の子だったのだ。
上級者になりつつあった僕は、幸いにもこのレベルの美女を相手に何をすべきかを知識としてだけは理解していた。
僕は原始人のように荒っぽく彼女を扱い、踊ったりキスしたりしながらクラブ内を引き回す。
髪を引っ張り、首に噛みつき、両手で突き放すと、アリーは嬉しそうに僕と踊り続けた。
アリーは僕のことを本当に気に入った様子だったが、それは踊っている時に彼女が離れても、追いかけるそぶりを見せなかったからだと思う。
このクラスの女の子は1日に何度も男に言い寄られるのが当たり前なので、余裕なくガッついてくる男が苦手なのだ。
それと荒っぽく扱ったことと、常に僕が率先してリードし続けていたことも大きい。
機会があれば別の記事で解説するが、自分よりもかなりレベルが高い子を狙う時は、「男らしさ」メーターを振り切るぐらいでないと歯牙にもかけられない。
特にクラブはストリートなどよりも強度を上げる必要がある場所であることにも注意したい。
しばらくすると彼女は僕のポケットをゴソゴソとまさぐり、何をしているのかと思ったら僕のiPhoneを取り出した。
アリー「またあなたと遊びたい!」
そう言うと彼女は僕の電話帳に彼女の連絡先を打ち込んだ。
ヒュー「連絡するよ」
アリー「してくれたら嬉しい!」
ヒュー「何して遊ぼうか」
アリー「あなたにパンケーキを作ってあげるわ」
ヒュー「いいね、決まりだ」
そのまま踊っりながらメイクアウトしながらイチャついていたが、午前2:30を過ぎたころ彼女は「もう戻らないと」と言って去っていった。
僕とジョンソンもテンジューンを出て、近くのダイナーで反省会をした。
後編へ続きます。(※後編には実際の彼女の写真あり)
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