こんにちは、ヒュー・マナハタ(@HughManahata)です。
フィールドレポート(体験記)その2になります。まずは前回同様注意事項から。
フィールドレポート(ナンパ体験談)はあまり書くタイプではなかったので、文章として記録したものはあまり多くありませんが、
「実際海外(というかニューヨーク)でのナンパってどうなのよ?」
という人のために、残っている記録の中から実体験を紹介していきたいと思います。
主にアメリカのナンパコミュニティに英語で投稿したものを翻訳+加筆修正したものなので、以下の点についてご了承の上お読みください。
- 翻訳したものなのでノリと文体が異なります。
- 細かく注釈はつけますが、アメリカおよびナンパコミュニティ独特の単語や言い回しが出てきます。
- 文章を書いた当時の情報であるため、状況が変わっていたり、現在は無い場所が登場している場合があります。
- ノンフィクション(実話)なので、本人に迷惑がかからないよう名前やディテールを変えている場合があります。
- その他の話は【外国人ナンパ】白人美女とのNY恋愛体験記:全話まとめからどうぞ!
ニューヨーク、雪の夜の冒険
東京と比べてニューヨークの冬は厳しく、1年で数回ほど大雪に見舞われる。
大雪の時は数十センチ以上は積もるため、東京から来た人は喜ぶが地元民からすれば大雪など迷惑千万だ。
雪かきされた雪が車道と歩道の間に1メートル以上積まれて自由に道を渡れなくなるし、交差点では凹んだところにみぞれっぽい泥水が溜まり、運悪く着地するとびしょ濡れになるからだ。
そんな雪が溶けきらない冬のある週末の夜、当時可愛い子が多いと噂だったバーに友達数人と出かけることにした。
その頃の僕はほとんどの週の「月曜〜土曜」まで毎晩出かけるほど、ナンパ・恋愛スキルの研鑽にどハマりしていたのだ。
当時のスキルは準上級者といった程度で、そこそこの結果は出せているものの、上級者への扉の前でくすぶっているような状態だった。
しかし外に出ればそれなりに出会いはあったので、とてもじゃないが僕は家でじっとしていることなどできなかった。
バーに到着するとすでに人でごった返しており、噂になっているだけあり可愛い子が多い。
バーに到着してまずは飲み物をゲットし(注:僕はお酒をあまり飲まないため大抵はレッドブルだ)、どんな子がいるか一度ひと回りしてみる。
どの子から話そうか考えながら歩いていると、ソファでくつろぐ白人+アジア人の女の子2人のセット(注:女の子およびそのグループのこと。「そこにいる金髪2人のセットをオープン(=声かけ)しよう」といった感じで使う)を見つけた。
白人の女の子がこちらに気づくと、僕を見てニコッと微笑んだので(=興味があるという意思表示である)、それを見た僕は彼女らに歩み寄って自己紹介した。
アジア人の女の子は珍しく日本人で、建築を勉強するためにニューヨークに滞在しているらしい。
白人の女の子の方は髪にピンク色のハイライトが入ったイタリア系アメリカ人。
顔立ちはシンガーの「ピンク」の若い頃を何倍も可愛らしく女の子っぽい感じにした子だ(注:本物の「ピンク」はパンクっぽくてゴツいので個人的には全く魅力的とは思っていない)。
彼女をピンクと呼ぶことにする。どうやら27歳らしい。
ピンクの顔立ちは可愛いのだが、体つきが少しムチムチとしたタイプだったので、モデル並に超細い女の子が好きな僕的にはあまり好みのタイプではなかった。
僕の友達の多くはムチムチした女の子が好きなので、彼女をみて「あの体つきはセクシーだ」などと言っていたが。
話し出すとピンクが僕のことを相当気に入っていることは明らかだったので、特にテクニックを使うこともなく自然に会話した。
しばらくすると2人は帰らないといけないと言い出したが、ピンクの方から「今度一緒に遊びましょう」と連絡先を聞かれた。
ずいぶん積極的だな。
日本人の友達と一緒にいたことも勘案すると、おそらく彼女は海外では少数派である「アジア人好きの白人女性」であろうことは大体予想がついた。
2人が去った後は別の女の子たちと話していたが、20分ぐらいするとピンクからメッセージが来た(女の子から先にメッセージが来る=相当気に入られている証拠だ)。
ピンク「今日はあなたに会えて楽しかった。ところで薬指に指輪をしていたけど、結婚しているの?」
ヒュー「シングルだよ」(注:僕は薬指にリングをつけているが他意はない)
ピンク「そうなんだ」
この返信をもらった時点で僕の中では会話が終わった認識だったので、返信せずにほったらかしていたら10分後にまたメッセージが来た。
ピンク「電話して」
ピンクに電話をかけてみると、どうやら家に着いたらしい。
会えて本当に嬉しかっただとか、今度絶対に遊ぼうねだとか、「アジア人に興味がない普通のアメリカ人」であればまず言わないようなことを言ってきた。
タイプであるかないかに関わらず、こうやってストレートに好意を示してもらえるのは素直に嬉しい。
5分ぐらい話し「また連絡するよ」と言って電話を切った。
週が明けてからメッセージをやり取りをし、その週の金曜日の夕方にデートすることになった。
奇妙な初デート
デートの待ち合わせ場所に着くとピンクはすでに待っていたが、開口一番「45分したら家族とディナーだから行かないと」と言い出した。
仕方ないので付近のカフェに寄って時間が来るまで話すことにしたが、せっかくのデートなのに45分だけとは奇妙だな。
ともあれ僕は「相手が自分のことをとても好きな場合、普通にデートを進めればいい」ということはわかっていたので、まるで友達と会話するように何の変哲もない話をした。
実はその日に会うまで「あんまり可愛くなかったらどうしよう」と心配していたのだが(注:夜クラブなどで会った子に日中会うと全然可愛くない場合がある。暗がりとメイクのなせる技だ)、
幸いなことにピンクはバーで会った時よりも可愛く見えた。
45分後、彼女を家族が待つというレストランの入り口まで見送り、別れ際に軽くキスをした。
この時点でメイクアウト(注:いわゆるディープキス)できたと思うが、レストランの中には彼女の家族がいたため一応配慮しておいた。
しかし奇妙なことはこれだけでは終わらなかった。
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