こんにちは、ヒュー・マナハタ(@HughManahata)です。
外国人・NYナンパ体験記1:リッチなロシア人の彼女(前編)からの続きです。
「ショック&オウ」
彼女と踊っている時、当時流行しつつあった「ショック&オウ」(注:以下別枠で解説)というテクニックを試してみたくなった。
普通女の子をナンパした時は、ベッドインまでに平均して6〜7時間程度の時間を一緒に過ごす必要があるが(当然例外もある)、ショック&オウはその時間を1〜2時間以下に縮めてしまうテクニックとしてナンパコミュニティ内で流布されていた。
「ショック&オウ」は完全にプル(注:プル=引っ張る。女の子を冷たく突き放したりせず、こちら側に誘惑して引き込むこと)ベースのテクニックで、小説「ザ・ゲーム」で推奨されているようなプッシュ(注:プッシュ=押す。相手をディスったり、興味がないフリをして突き放すこと)ベースのテクニックとは一線を画していた。
簡単に解説すると、最初のアプローチ(=オープン)が上手くいったらすぐに
「君のことが大好きでたまらない、出会ったのは運命だ」
「なんて魅力的なんだ、今晩連れて帰ってめちゃくちゃにしたい」
「我慢しきれなくなったのは君のせいだ」
といった感じでとにかく絶対に当日その子とベッドインしたいということを、あたかも彼女の魅力によってトランス状態に入ったかのように伝える。
同時に早々とエスカレート(注:手を握ったら次はキス、のように二人の関係を次の段階へ引き上げること)しまくり、女の子の熱量が沸点に達したらお持ち帰り、というものだ。
初心者向きのテクニックでは全くないことと、日本には合わないかもしれないので挑戦する人は全て自己責任ということに注意してほしい。
※「ナンパは女性に素晴らしい時間を提供するためのポジティブなメソッド」なので、迷惑行為や嫌がらせは当ブログでは全く推奨していない。
僕は彼女と踊りながら甘い言葉を耳元で囁き、同時にキスをしようとしたが一度目は避けられてしまう。
しかし避けてもその場から立ち去らないならまだゲームは続行中という意味だ。
僕はさらに彼女がいかに魅力的かについて語り、彼女の髪を少し荒っぽく引っ張ったり、首筋にキスしたり、一緒に踊りながら何度もキスにトライする。
彼女はとても楽しんでいるように見えた。
それを10分ぐらい続けていると彼女がついに僕のキスを受け入れたので、この時点では名前すら知らないこの女の子とメイクアウト(注:いわゆるディープキス)した。
出会って間もない男(僕)といきなりメイクアウトしてしまった彼女はちょっと罪悪感を感じたのか、少し寂しそうな顔で「もう行かないと」と言って立ち去ろうとしたので一応「また君と遊びたいな」と伝えて連絡先をゲットする。
こういった場合、通常だとクラブの熱量に押されてキスしただけの「メイクアウトパートナー」扱いになることも多々あり、後々連絡しても罪悪感や「私はそんなに軽い女じゃない」という感情などによりその晩以降は進展がないことも多い。
しかしぶっつけ本番でショック&オウが上手くいったことに高揚感を覚えていた僕は、去り際の彼女の腕を引っ張り「行かせないよ、君はここに足止めだ※」と言うと振り向いた彼女の表情がパッと明るくなった。
※↑日本語だと歯の浮くようなセリフだが、英語では「Not gonna let you go, you are stuck here」みたいなことを言った。
するとタバコを吸いたいと言うので、彼女の手を引いてクラブの外の喫煙所に行くことにした(注:ニューヨークでは屋内全面禁煙なため。ちなみに僕はタバコを吸わないしお酒もほとんど飲まない)。
喫煙所から自宅へ
喫煙所に出るとフィリップが3人のフランス人の女の子と話しており、どうやら上手くやっているようだった。
クラブの中は音楽が大音量なので、喫煙所でようやく彼女とまともな会話ができた。綺麗な青い目をした可愛い子だ。
僕らはちょっとした冗談を言い合ったりしたが、ここでは一気に上げた熱を少し冷まして、僕がまともな男だというところを見せて彼女に安心してもらう。
「何か食べに行こうよ」と彼女に言い、近くにいたフィリップにも一緒に行こうと声を掛けた。
彼は「ちょっと一旦中に戻る」と言いその場を立ち去ったので、彼女に「後で僕の友達と合流しよう。それじゃサラダでも食べに行こうか」と伝えてタクシーを捕まえた(「サラダを食べに行こう」だなんて日本では言わないのかもしれないが、アメリカのサラダはそれだけでディナーにもなり得るボリュームがあるので、ヘルシー志向の女の子はサラダを一食分として食べたりすることは普通)。
彼女の手を握りながらタクシーに乗り込み、ドライバーのおっちゃんに自宅の住所を伝える(注:マーキーからタクシーだと5~6分の距離だ)。
タクシー内で、当時流行していた映像シリーズの「プラネットアース」をフルHDで見るといかに綺麗かについて熱弁し、「プラネットアースは絶対に見るべき」などと語りまくった。
自宅のロビー前でタクシーを降りてすぐに「プラネットアースのブルーレイ持ってるから見れるよ、一緒に見よう」と彼女を自宅に連れ込んだ。
そんな僕を見たコンシェルジュは「グッドジョブ!」と言わんばかりにニヤニヤしていた(注:ニューヨークではビル内に不審者が侵入しないよう、ロビーに常駐するドアマンやコンシェルジュと顔見知りなのが普通)。
知らない人のために一応解説しておくと、女の子は男の家に上がっても「しかたなかった」と言い訳できる理由が欲しい。
お持ち帰り時には「家にある食器ヤバすぎるから絶対見ないと」など、どんなくだらないものでもいいのでオーバーセル(注:ちっぽけな物事を大げさに誇張宣伝すること)しておくと女の子の罪悪感を減らすことができる。
彼女が家に上がった時点でお互い何が起こるかは分かっていたが、二人ともそれに気づかないフリをして5分ぐらい特に意味もない会話をした。
この時点で彼女に出会ってから30分ぐらいしか経過していない。
彼女の横に座って距離を詰めてメイクアウトし、すぐにベッドに彼女を連れて行くと、そのまま何事もなく事が進みベッドイン。
珍しくLMR(注:ラスト・ミニット・レジスタンス=最終抵抗、いわゆるグダり)が全くなかったので、彼女はよほど気持ちが固まっていたということだろう。
その後彼女に初めて名前を聞くと、案の定ロシア人でアーニャと名乗った。
24歳で、偶然にも僕の家から歩いて10分ぐらいのところに一人で住んでいることも分かった。
日本とは比べ物にならないほど家賃が高いマンハッタンに一人暮らししている若い子はかなり珍しいので少し驚いた。
後日知った事だが、彼女は元ストリッパーとしてある程度まとまったお金を稼いだのち、その金をロシアの未開発地域に投資して資産数億を超える億万長者になったということだ。
この日以降何度も彼女の家に行くことになるが、家賃が月50万円のステュディオ(注:ニューヨークで言うワンルーム)に住んでおり、40階からの眺めは素晴らしかった。
ちなみに家賃50万円はマンハッタンでは平均より少し上程度の値なので、ステュディオであれば高級な部類ではあるが特に驚くほど高いものではない。
世界中から富豪が集まるニューヨークの不動産事情は、東京をはるかに凌駕するレベルなのだ。
当時の僕はまだまだナンパ中級者程度であり、他に遊ぶ女の子も少なかったのでアーニャとは結構な期間関係が続いた。
デートをしてもいつも彼女が全額支払うと言って譲らないし、誕生日には高価なプレゼントももらったが、僕自身ある程度の稼ぎはあったので実のところあまり気分の良いものではなかった。
自分の男らしさが削り取られているような気がしたのだ。
その後僕のスキルが上がるにつれ、アーニャとはだんだんと疎遠になってしまった。
- 総括(当時の記録より):この日は久しぶりに結果が出て嬉しかったことは事実だが、あまりにもスムーズに事が進みすぎて特に学んだことはないような気がした。
半分以上はフィリップのおかげなので自分の実力と勘違いしてはいけない。まだまだ精進すること。
- 反省点(当時の記録より):最初何人かに断られた時点で萎え気味になってしまったことと、それ以降も全く同じスタイルでアプローチし続けたこと。
同じことをやれば同じ結果しか得られないのは当たり前なので、アプローチの方法を変化させてチャレンジする姿勢が足りなかった。
- 良かった点(当時の記録より):彼女が帰る、と言って立ち去ろうとした時に、諦めずに食らいついたこと。
以上、外国人・NYナンパ体験記1:リッチなロシア人の彼女でした。
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