こんにちは、ヒュー・マナハタ(@HughManahata)です。
外国人・NYナンパ体験記12.5:デイゲームへの覚醒、眼鏡の白人ラテン美女と恋に落ちる(続編1)からの続きです。
彼女の大学へ寄り道
バーで2時間ほどパトリシアと冗談っぽく戯れ、そろそろバーを出ようということになった。
ヒュー「そろそろ出ようか」
パトリシア「うん。ねえ、今から友達がブルックリンでパーティやるらしいんだけど行きたい?」
ヒュー「ブルックリンだって!?遠いから行かないよ(注:基本マンハッタンの住人はブルックリンが好きではない)」
パトリシア「うーん確かに遠いけど」
ヒュー「お腹空いてきたから何か食べに行こうよ」
パトリシア「わかったわ」
僕らはジョーと彼のデート相手に挨拶してバーを出た。
パトリシアが通っていたSVA(注:スクール・オブ・ビジュアル・アーツという美術系の大学)は僕らがいたバーから歩いて少しの距離だったので、彼女は「少しキャンパスを案内するわ」と言って僕の手を掴んで歩き出した。


出典:Wikipedia
キャンパスといっても土地が狭いマンハッタンでは近辺に点在するいくつかのビルの集合体だ(これは他の大学でも同様)。彼女が通っているビルに行くと、そこにいたドアマンに挨拶した。
パトリシア「ハーイ元気?」
ドアマン「パトリシアじゃないか。元気だよ、君は?」
パトリシア「元気よ。これはヒュー」
ヒュー「こんばんは」
ドアマン「やあこんばんは。君はパトリシアのボーイフレンドかい?」
パトリシア「アハハ、違うわ。ただの友達よ」
ヒュー「そうそう」
ドアマン「(僕らが手をつないでいるのを見て)その割には仲が良さそうだね」
パトリシア「まあね、これからディナーに行くの」
ドアマン「それは羨ましいな。何を食べるのかな」
ヒュー「まだ決めてないんです」
こんな感じでしばらく話した後、パトリシアが近くにあるお酒の持ち込みができるインド料理屋に行きたいと言い出した。
パトリシア「そこのインド料理、本当に美味しいの」
ヒュー「楽しみだね、それじゃ行こうか」
パトリシア「行くのはいいんだけど、少し酔っちゃったみたい。私のこと支えて」
ヒュー「うん、いいよ」
そういうと彼女は僕の腕につかまり、僕らは暗くなりつつあるセカンド・アベニュー(注:2番街のこと)を南下していった。
ディナーでの駆け引き
道中のリカーストアで赤ワインを買った僕らは、ファースト・アベニュー(注:1番街のこと)と6ストリートにある小さなインド料理屋までやってきた。


辺りはすっかり真っ暗だったが、このレストランは派手な電飾で店内が飾られているため(実際の写真はこちら)暗いと余計に目立つ。
注文を済ませ、持ち込んだワインのボトルを開けるとパトリシアはすぐに飲み始めたが、僕は最初のシャンパン2杯で十分なのでワインは遠慮しておいた。
パトリシア「あなたも飲んだらいいのに」
ヒュー「お酒に弱いって言っただろ。今飲んだら誰が君の世話をするのさ」
パトリシア「あら、私はまだまだ飲めるわ」
ヒュー「知ってるよ。もう少し酔いが冷めたら僕も飲むから」
パトリシア「そうしてほしいわ」
ヒュー「ところでさ」
パトリシア「なあに?」
ヒュー「今禁欲中だから、誰ともセックスしてないんだ(大嘘)」
パトリシア「えっ!なんでなんでなんであなたは禁欲なんかしてるの!納得できる理由を言って!」
ヒュー「なんでって、別に理由はないけど」
パトリシア「理由はないなんて理由はダメよ、もっとちゃんとした理由があるはずでしょ」
今晩もしかしたら・・と考えていたであろうパトリシアは、禁欲中でセックスをしないという僕にかなり面食らった様子だった。
彼女が今晩僕と寝たいのはとっくにわかりきったことだ。それを理解した上で、僕は恋の駆け引きを楽しんでいた。
パトリシア「一応念のため言っておくけど。私今晩あなたとはセックスしないから」
ヒュー「別にいいよ、禁欲中だって言ってるじゃないか」
パトリシア「ふーん・・わかったわ」
ヒュー「ところでワインが余っちゃったね」
パトリシア「1人でボトル1本飲めないもの」
ヒュー「それもそうだけど」
パトリシア「うーん、私の家で飲んでもいいけど片付けてないのよね」
ヒュー「別に気にしないけど?」
パトリシア「本当に片付けてないから。あなたの家でこのボトルを開けるのはダメ?」
ヒュー「いいよ」
パトリシア「その前に少し公園に行きたいわ」
こうして僕らは真っ暗闇のトンプキンズ・スクエア(注:イーストヴィレッジにある公園。日本語ではトンプキンスという表記が多いが、正しくはトンプキンズになる)のベンチに腰掛け、20分ほど話した。


出典:Wikipedia
パトリシア「前に私たちがセックスした時だけど」
ヒュー「うん?」
パトリシア「あなたこっそり動画とか撮っていないわよね」
ヒュー「はぁ?なんだいその質問は。撮るわけないじゃないか」
パトリシア「そう、ならいいけど」
ヒュー「変なことを聞くんだな」
パトリシア「気になっただけよ」
ここまで読んで気づいた人はいるかもしれないが、パトリシアはちょっと変わり者だった。
ヒュー「そろそろ行こうよ。ワインボトルを空けちゃおう」
そう言って僕らはタクシーに乗り、僕の家に向かった。
ロマンティックなスローダンス
家に入ると、僕はお気に入りだったバカラのワイングラスを出して音楽をかけた。
ワイングラスを片手にパトリシアの腕や太ももに触ったが、彼女は全く抵抗するそぶりを見せない。


パトリシア「ねえ、エディット・ピアフが聞きたい」
ヒュー「いいよ。ラ・ヴィ・アン・ローズ(注:日本語での曲名は「ばら色の人生」)でいいかな」
パトリシア「大好き!」
ラヴィアンローズが流れると、僕はワイングラスを置いて彼女を抱き寄せて一緒にダンスし始めた。
ロマンティックなスローダンスだ。
パトリシアのぴったりとしたシャツは艶かしく、彼女からはものすごくいい匂いが漂っている。
しばらく踊ってから顔をこちらに向けて彼女にそっとキスすると、我慢しきれなかったのか今日初めてのメイクアウト(注:いわゆるディープキス)になった。


パトリシア「あなたってズルいわ」
ヒュー「なにがさ」
パトリシア「そんなキスをされたら好きになっちゃいそう」
ヒュー「それの何が問題かな」
パトリシア「だって友達でしょう、私たち」
ヒュー「そうだけど」
パトリシア「キスするなんてズルいわ」
ヒュー「そうかもね(再びメイクアウトする)」
するとメイクアウトに夢中になりすぎた彼女が、そばに置いてあった僕のお気に入りのワイングラスを倒して粉々に割ってしまった。
パトリシア「ごめんなさい」
ヒュー「いいよ、今片付けるから破片を踏まないで」
かなり気に入っていたグラスだったので残念だったがまあ仕方がない。
ちなみに2つセットだったが、もう一つはのちにモデルのアリー(外国人・NYナンパ体験記6:赤毛のモデル美女に登場)に後日割られることになる。
見せかけの抵抗


グラスの破片を片付けた後、再びイチャイチャしだすがあまり長い間はメイクアウトさせてくれない。
いい感じのところでキスをやめて「キスするなんてズルいわ、私にキスしちゃだめ」と言ってはまたメイクアウトする、のループを繰り返した。
5回ほど繰り返した後、僕は彼女を持ち上げベッドまで運ぶと、そっと下ろしてエスカレート(注:手を握ったら次はキス、のように二人の関係を次の段階へ進めていくこと)していった。
するとパトリシアは多少抵抗するそぶりを見せるが、僕にはそれが見せかけの抵抗であることははっきりとわかった。
今日はその抵抗すら恋の駆け引きのようで、お互いそれを楽しんでいたのだ。
パトリシア「ねえ、あなたって何歳だったっけ」
ヒュー「25歳だよ(嘘)」
パトリシア「うーん、4歳差か。それならそんなに年齢差はないわね。浮気したことはある?」
ヒュー「ないけど(大嘘)。なんでそんなこと聞くんだい」
彼女の頭の中ではすでに今晩僕と寝ることは確定しているのだが、こうした質問をすることで「セックスすることの罪悪感」を減らそうとしているのはわかっていた。
パトリシア「男の人って、みんなセックスしたがるだけだからそれは嫌なの」
ヒュー「僕は君のことをディナーに連れて行ったり、公園に散歩しに行ったり、色々楽しいことを一緒にやりたいと思ってるよ」
パトリシア「本当に?」
ヒュー「本当だよ。君と一緒にいるのは楽しいから」
パトリシア「でもあなたのことを傷つけちゃうかも」
ヒュー「(他の男とも遊びたいことを察する)正式に彼氏・彼女として付き合いたくはないってことだよね」
パトリシア「うん、今は正式な彼氏は欲しくないわ。オーマイゴッド、私たちこの前ただの友達になるって話したばっかりなのになんでこんな話をしているの!」
ヒュー「んー、そしたらメリットのある友達関係(注:英語で ”Friends with benefits” という。メリットのある友達関係=セフレのこと)はどうかな」
パトリシア「そういう関係って絶対破綻すると思うわ・・・」
ヒュー「破綻するかどうか試してみればいいんじゃないかな」
パトリシア「うーん・・・わかったわ。オッケーよ」
お互いの関係を確認した後は、彼女は全く抵抗することなく僕らは情熱的な夜を過ごした。
こうしてパトリシアとの束縛しないゆるい付き合いが始まったのだった。
僕は彼女に惚れ込んでいたのでこの関係が長く続くことを望んでいたものの、結局は僕が他の女の子と遊んでいることに耐えられなかった彼女の方から離れて行ってしまった。
ちなみに関係が終わってから数ヶ月後、友達のティート(アルゼンチン系アメリカ人、外国人・NYナンパ体験記11:彼氏持ちのトルコ美女、「ノー」を覆して即日攻略に登場)と道でナンパした(可愛いがあまり性格の良くなさそうな)2人の女の子が偶然にもパトリシアのクラスメートだったことがある。


2人とも可愛かったが性格は悪めだった。(筆者撮影)
そのまま居酒屋に連れ出し話していると、SVA(注:彼女の大学)に通っているというのでパトリシアの名前を出すと以下のような反応だった。
ヒュー「SVAの◯◯学部に通ってるんだ?じゃあパトリシア・ペラルタって知ってる?」
SVAガール1「ウソ、私たちクラスメートよ!」
SVAガール2「そうそう!彼女クラスで一番才能があるって言われてるわ」
ヒュー「そうなんだ」
SVAガール1「でも彼女はあんまり周りと群れない、一匹狼タイプみたい」
SVAガール2「そうね。ちょっと謎が多い感じ」
SVAガール1「結構な数のクラスの男が彼女に夢中なのよ」
SVAガール2「きっと彼女のスペイン語訛りのおかげに決まってるわ」
ヒュー「へえ、学校でそんな感じだとは知らなかった」
SVAガール1「ところで彼女とどういう関係なの?」
ヒュー「ん?まあその・・・ねぇ」
ティート「それってお前が前に付き合ってた女の子だろ?」
SVAガール1「オー・マイ・ゴッド!あなた彼女とヤったのね!!」
SVAガール2「すごいネタ聞いちゃった!へえ、彼女のタイプってこういう人なのね」
こんな感じで図らずもスクールゴシップを提供してしまう形となった。
総括(当時の記録より):一度失ってしまったと思った好きな女の子を取り戻せたのは良かった。
おそらく向こうも「関係が終わった女の子フォルダ」に仕分けられて急に連絡が減るとは思っていなかったのも取り戻せた原因の一つだろう。
彼女に連絡したい時でも感情に身をまかせず連絡を断ち、なんとか自分自身をコントロールしたからこそ彼女を取り戻すことができたのだ。
反省点(当時の記録より):この日はよくやったので特になし。
良かった点(当時の記録より):禁欲中と言ってみたり、自然に冗談を言い合って楽しめたこと。
以上、外国人・NYナンパ体験記12.5:デイゲームへの覚醒、眼鏡の白人ラテン美女と恋に落ちる(続編)でした。
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