外国人・NYナンパ体験記10:突然の大スランプ、原因と乗り越えた方法

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こんにちは、ヒュー・マナハタ(@HughManahata)です。

フィールドレポート(体験記)その10になります。

今回はベッドインに至るものではありませんが、上級者になってから突然味わった大きなスランプの原因と、それをどう乗り越えたかについて書きたいと思います。

まずは注意事項から。

フィールドレポート(ナンパ体験談)はあまり書くタイプではなかったので、文章として記録したものはあまり多くありませんが、

「実際海外(というかニューヨーク)でのナンパってどうなのよ?」

という人のために、残っている記録の中から実体験を紹介していきたいと思います。

主にアメリカのナンパコミュニティに英語で投稿したものを翻訳+加筆修正したものなので、以下の点についてご了承の上お読みください。

  • 翻訳したものなのでノリと文体が異なります。
  • 細かく注釈はつけますが、アメリカおよびナンパコミュニティ独特の単語や言い回しが出てきます。
  • 文章を書いた当時の情報であるため、状況が変わっていたり、現在は無い場所が登場している場合があります。

突然の大スランプ

何かがおかしい。

そう気づいたのはギリシャ人の女の子(アテナ)との夜(ギリシャのブロンドガール、絶対に諦めなかった夜参照)から数週間後のことだった。

というのもちょうど彼女がギリシャに帰国してから、会社の同僚や友達の誕生日などのイベントが立て続けにあったため、以前ほど毎週末遊びに出かけられておらずナンパ活動にブランクが生じてしまっていたのだ。

そのため隙間時間にデイゲーム(注:日中のストリートナンパのこと)ばかりやっていたが、どこか中途半端で大した結果は残せていなかった。

そんなイベントラッシュが終わり再びバーやクラブに繰り出すと、どうも話しかけた女の子の反応がおかしい。

数週間前であれば切れ味抜群のトークで簡単に連絡先をゲットしたりデートできていたのに、急に女の子の反応が悪くなったのだ。

こんなことは初めてだったので全く原因が分からず、何をやってもうまくいかない負のスパイラルにどんどんハマってしまっていた。

以前であればたまに「あまり良くない日」があっても原因を簡単に突き止めることができ、修正して対処することができたのだが、今回は自分でも原因が全くわからないため対処のしようがない。

バーやクラブで女の子に話しかけても、全く相手にされず会話すらできなかったり、それどころか「あっちにいって」のようなネガティブなリアクションすら受けた。

こんなことは以前の自分なら考えられない。今までうまくいっていたため「原因不明のスランプ」に陥ったショックは相当なものだった。

こうして夜出かけた時のスランプは、そのままひと月近く続いていた。

懲りずに出かけてみるが・・・

そんなある週末、いつものごとく友達たちと出かけるが、女の子からはまた同じようなリアクションばかりだったのでいい加減ウンザリしてしまった。

「なんで何をやってもうまくいかないんだ。こんなことならもう家に帰って寝たほうがマシだ」

そんな考えが頭をよぎり一瞬本気で帰ろうと思ったが、

「いや、この程度でへこたれてはダメだ。いつかスランプも終わるはず。なんならスランプとの根比べをしてやろうじゃないか」

そう思った僕はバーに入ってきたばかりの数人の女の子に話しかけると、女の子たちからけちょんけちょんにディスられ、「お前みたいなヤツが私たちに話しかけていいと思ってるのか、さっさとあっちに行けよキモ野郎」みたいなことを言われてしまった。

これはさすがに堪えた。

これまでのひと月ずっと不調だったことに加え、今晩もずっと調子が悪かったのに極め付けにこのリアクションだ。

間違いなくここ最近で最も落ちぶれた、最低の瞬間だった。

「こんなの自分じゃない。あり得ない」

本能的に一旦仕切り直す必要があると感じた僕は、友達に少し外に出ると伝えてバーを後にした。

外に出てしばらく深呼吸を繰り返と多少気分も持ち直したので、このひと月のことを思い返してみる。

まだスランプの原因はわからなかったが、とりあえず最近ずっと同じようなアプローチをしていたことに気づいたので、次に話しかける時には少し異なるアプローチをしてみようと思った。

「まずはストリートで声をかけてみるか」

僕らがいたのはミートパッキングディストリクト(注:通称MPD、多くのバーやクラブが集中しているトレンディなエリア)だったので、週末の夜はストリートも人で溢れかえっている。

また声をかける時には普通に話しかけるのではなく、何かバカげたことを言ってやろうと思った。もはや失うものは何もなかった。

ストリートでの挑戦と、スランプからの脱出

当時のMPDの一角。午前0時以降はストリートも可愛い子で溢れかえる。(筆者撮影)

タイミングよく友達たちもバーから出てきたので「ストリートをやろう」と言って歩き始めた。

キス&フライ(注:MPDにあったクラブ)の前を通ると、可愛いラテン系の女の子がいたので思い切って話しかけた。

ヒュー「サラダが好きなんだ」

ラテン美女「サラダ?」

ヒュー「シーザーサラダが好きなんだ」

ラテン美女「(ニコニコしながら)そうなの?」

ヒュー「クルトンがたまらない。サクサクしてて」

ラテン美女「ウフフ、面白い人!」

ヒュー「僕はヒュー。君は誰だい」

ラテン美女「私はマリアよ!エルサルバドル出身なの」

正直言って僕はネガティブなリアクションを返されなかったことにホッとした。

そこに彼女の男友達が邪魔をしようと介入してくる。

男友達「おい、彼女は忙しいんだ。マリア、あっちのバーに行こう」

マリア「フフ、ちょっと待ってよ」

すかさず僕の友達が会話に乱入してきて、変な話をしまくってあっという間にマリアの男友達の注意を引きつけてしまった。

その間僕はマリアと話し続け、連絡先を交換する。

マリアと彼女の友達はタクシーを捕まえると去ってしまったが、すぐに近くを歩いている2人の金髪の女の子を発見した。

僕は彼女らに近づくと、両手を広げて一言目からいきなり「君たちを愛してる」と言っていきなりハグをした。女の子たちは楽しそうにケタケタと笑っている。

この瞬間、僕は長かったスランプから脱出したのを肌で感じた。

金髪1「あなた面白いわ!」

金髪2「ホント!あなた誰?」

ヒュー「僕はヒュー」

金髪1「どこからきたの?」

ヒュー「(天を指差しながら)天国!」

金髪1&金髪2「アハハ!あなた最高ね。」

ヒュー「いまから何か食べに行こうよ」

金髪1「あー、残念だけどあっちのクラブで友達に合流しないとなの」

金髪2「そうそう」

ヒュー「じゃあ後で遊ぼうよ。連絡先は?」

こうして2人のブロンドの連絡先をゲットする。

「このひと月で最も落ちぶれた夜」は180度転換し、「このひと月で最も楽しい夜」になりつつあった。

僕は火がついたように調子を上げ、一気にスランプ前の実力に戻ったことを実感した。

こうなったらもう怖いものはない。

再びバーに戻る

再びバーに戻り、試しに何人かの女の子に話しかけると面白いようにいい反応が返ってくる。

ふとダンスフロアを見ると、かなり可愛い色白の女の子が一人で踊っていたのですぐに話しかけた。

ヒュー「君のファッションいいね。スタイリッシュだ」

女の子「(ロシア訛りで)ありがとう。私もあなたのファッションが好き」

ヒュー「どこからきたの?」

女の子「ロシアよ」

ヒュー「そうなんだ。一緒に踊ろうよ」

ロシア娘「いいわ!」

こうして彼女と踊り出したが、今日はかなり混んでいるため周りの人にぶつかられて落ち着かない。そこで僕は彼女の手を引いてテラス席まで連れて行き、しばらくそこで話すことにした。

ヒュー「ニューヨークで何してるの」

ロシア娘「学生よ。大学で勉強してる」

ヒュー「そうなんだ。ダンスが上手いからバレエでもやってるのかと思った」

ロシア娘「あはは。バレエはやっていないけど踊るのは好き」

ヒュー「服のセンスもいいみたいだけどファッションが好きなのかな」

ロシア娘「好き!このヒールは一番のお気に入りなの」

ヒュー「素敵だね」

ロシア娘「あなたは何をしてる人なの」

ヒュー「さあね、君には言えないな」

ロシア娘「ちょっとなんでよ!(笑)」

ヒュー「どうしてもさ」

ロシア娘「教えて!」

ヒュー「ダメだってば」

ロシア娘「教えてくれないならあっちに戻るわ」

この時点で彼女が僕のことを気に入っていたのはわかったが、僕は彼女が本当に去ってしまうのか確かめてみたくなった。

ヒュー「言えないな」

そう言うと彼女はその場を離れ、バーの方に向かって歩いて行ってしまったが、何度もこちらを振り返っている。

3回目に振り返ったところで僕はダッシュして彼女を追いかけ、腕をしっかり掴んでこちらに引き寄せた。

僕は嬉しそうな顔をする彼女を壁際に連れて行くと、がっしりと彼女を抱き寄せてメイクアウト(注:いわゆるディープキス)した。

それから僕らは近くのベンチに腰掛けて話し、連絡先を交換すると彼女は去っていった。

スランプの原因の考察および乗り越え方

当時は原因がわからなかったが、後から考えてみると当時の僕が「デイゲームのノリのまま、夜バーやクラブで話しかけていた」ことに他ならない。

デイゲームの時はバカげた話し方などをせずトーンダウンして普通に話しかけるのがセオリーなので、デイゲームばかりしていた期間中にそのクセが身についてしまっていたのだ。

夜のバーやクラブでは少しイカれたぐらいのノリの方が女の子ウケがいいにも関わらずだ。

そのため夜出会った女の子たちには僕が「大人しくて根性がなさそうな弱い男」に映ったのだろう。特にアジア人はナメられているので尚更だ。

再びバカげた大仰な態度で女の子に話しかけたことで、このスランプから無事に脱することができた。

こういうスランプがあった時のアドバイスとしてよく言われているのは「スランプだろうとトライし続けろ。トライする中で少しづつ違うことを試していけば、必ずスランプから脱出できる」というものだ。

当時僕はこのアドバイスをすっかり忘れていたため乗り越えるのに1ヶ月もかかったが、もしも次にスランプがあった場合には忘れずに覚えておきたい。

以上、外国人・NYナンパ体験記10:突然の大スランプ、原因と乗り越えた方法でした。


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