外国人・NYナンパ体験記12:デイゲームへの覚醒、眼鏡の白人ラテン美女と恋に落ちる(前編)

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こんにちは、ヒュー・マナハタ(@HughManahata)です。

フィールドレポート(体験記)その12になります。

まずは注意事項から。

フィールドレポート(ナンパ体験談)はあまり書くタイプではなかったので、文章として記録したものはあまり多くありませんが、

「実際海外(というかニューヨーク)でのナンパってどうなのよ?」

という人のために、残っている記録の中から実体験を紹介していきたいと思います。

主にアメリカのナンパコミュニティに英語で投稿したものを翻訳+加筆修正したものなので、以下の点についてご了承の上お読みください。

  • 翻訳したものなのでノリと文体が異なります。
  • 細かく注釈はつけますが、アメリカおよびナンパコミュニティ独特の単語や言い回しが出てきます。
  • 文章を書いた当時の情報であるため、状況が変わっていたり、現在は無い場所が登場している場合があります。

なかなか結果が出ないデイゲーム 

デイゲームでの一幕、座っている美女に話しかける
ナルキッソス。彼の身長は162cmほどだ。(筆者撮影)
ハグしに行くナルキッソス。(筆者撮影の動画のスクリーンショット)

当時の僕はナイトゲーム(注:バーやクラブなどが主戦場の夜ナンパのこと)に繰り出せば切れ味抜群のスキルを発揮することができ、上級者としての実力に伴った結果を出し続けていた。

しかしデイゲーム(注:日中のストリートナンパのこと)の方は、上達してはいたものの夜ナンパの実力に見合う結果は出ておらず、デートの約束すらおぼつかない有様であった。

つまり僕のスケジュール帳は「夜に出会った女の子」とのデートの約束であふれてはいたが、昼間のデイゲーム中に出会った女の子とのデートの約束はほぼなかったのだ。

もともとデイゲーム自体非常に苦手だったこともあるが、それでも初期に比べれば話してくれる女の子も増え、連絡先をゲットできるようになってきていただけに「なんとかデイゲームもナイトゲームと同じレベルに持っていきたい」と強く思うようになっていた。

これにはいくつか理由があるが、一番大きいのはやはり「夜バーやクラブに出かけるような女の子」よりも、「昼間街を歩いている女の子」の方が圧倒的に僕のタイプが多かったからだ。

このようにイマイチ実力を発揮できていなかったデイゲームだったが、「ナンパの12時間シフト(注:午後4時ごろから友達と外に出て、遊びながら可愛い子がいたらナンパする。それから一旦ディナー休憩を挟み、その後バーやクラブに繰り出して閉店時間である午前4時までの12時間通しで遊び尽くすこと)を毎週末やっているうち、何人かの友達はデイゲームだけなら僕よりも実力が高くなっていた。

特にナルキッソス(キューバ系アメリカ人、学生。外国人・NYナンパ体験記7:ファッション業界の美人エディターに登場)の上達ぶりは凄まじく、ちょうどこの頃とんでもないレベルのモデル美女(エリートモデルズに所属しており、実際にファッションウィークのランウェイで歩くほど)をデイゲームでゲットするまでになっていた。

そんなナルキッソスと、もともと桁外れの実力を持つティート(アルゼンチン系アメリカ人、外国人・NYナンパ体験記11:彼氏持ちのトルコ美女、「ノー」を覆して即日攻略で紹介)の3人でデイゲームをすることが多くなった僕は、とあるきっかけでデイゲームに覚醒することになる。

ナルキッソスのアドバイス

金髪の女の子に話しかけるトラボルタ。(筆者撮影)
こういう派手なタイプの子は個人的には好みではない。

夏の暑さが強まりつつあった7月のある金曜日の午後、僕とナルキッソストラボルタ(アメリカ人、学生。若い時のジョン・トラボルタに似た背の高いイケメンなのであだ名がトラボルタである)の3人でデイゲームをすることにした。

いつも通り何人かの女の子に話しかけて連絡先をゲットすると、一部始終を見ていたナルキッソスが僕に「アドバイスがある」と言い出した。

ナルキッソス「ヒュー、ちょっとアドバイスがあるんだけど聞きたいか」

ヒュー「もちろん」

ナルキッソス「お前がデイゲームで女の子と話しているのをずっと見てたんだが、お前女の子と誠実に向き合えてないぜ」

ヒュー「どういうことだ?」

ナルキッソス「本当に気づかないような些細なところなんだが」

ヒュー「ふむ」

ナルキッソス「お前、ナイトゲームの時みたいに”クールで恋愛スキルが高い自分”を無意識のうちにわずかに匂わせちゃってるんだよ」

ヒュー「ほうほう(少し心当たりがある)

ナルキッソス「ナイトゲームの時は多少ノリで大げさにいくのはセオリーだから、”クールな自分を見せつける”のは構わない

ヒュー「それはわかってる」

ナルキッソス「だがデイゲームの時は自分を包み隠さずさらけ出し、素の魅力だけで勝負しなきゃならない」

ヒュー「そうか。ナイトゲームの時よりもかなりトーンダウンしたつもりだったけど、確かに素のまま話しかけてはいなかったな(多少嘘くさかったかも)

ナルキッソス「だろ。ナイトゲームのことは綺麗さっぱり忘れて、もう一度素の魅力だけで勝負してみてくれ」

ヒュー「素の魅力だけで勝負か。わかった、やってみるよ」

デイゲームに覚醒

ナルキッソスのアドバイスがなぜかスッと入ってきた僕は、まるでパズルの最後の1ピースがピタリとハマったかのような不思議な気分になった。

15分後、色白で細身の眼鏡っ娘が横断歩道の人混みからこちらに向かって歩いてくるのを見つけた。

いかにも若くて可愛い見た目の女の子で、イヤフォンをしながら歩いている。

僕は通り過ぎる彼女を追いかけ、努めて自然に「素の自分のまま」声をかけた。

ヒュー「ねえねえ(イヤフォンを外すようモーションする)

眼鏡っ娘「(イヤフォンを外して)なあに?」

ヒュー「君のことがすごく可愛いと思ったから、声かけちゃった。僕はヒュー。君は?」

眼鏡っ娘「パトリシアよ」

やや緊張した小さな声で返答した彼女は少しシャイみたいだ。眼鏡っ娘は概してシャイなことが多い。

ヒュー「会えて嬉しいよ。ファッションは好き?」

パトリシア「うーん、そうでもないかな」

ヒュー「そっか、ファッションが好きじゃないのに素敵な格好だね」

パトリシア「ハハ、ありがとう」

ヒュー「ところでどこ出身?」

パトリシア「ベネズエラなの」

ヒュー「ベネズエラ!?全くベネズエラ人に見えないけど(注:実際彼女の外見は完全に白人だ)

パトリシア「よく言われるわ」

ヒュー「実は元カノがベネズエラ人だったんだけど、彼女は典型的なラテン系というか、褐色の肌だったから。色白の君とは似ても似つかないな。元カノはバレンシア(注:ベネズエラ第3の都市)出身だったけど、君は?」

パトリシア「カラカス(注:ベネズエラの首都)よ」

ヒュー「へえ、すると君は僕が初めて出会うカラカス出身の子になるね」

パトリシア「あらそう」

ヒュー「みた感じ大学生かな?」

パトリシア「そう。SVA(注:スクール・オブ・ビジュアル・アーツという美術系の大学)に行ってるわ」

ヒュー「ところでどこに向かってたのかな」

パトリシア「あっ、友達と待ち合わせしているところだから行かないと」

ヒュー「そっか。じゃあ今度メッセージするから連絡先を教えて」

パトリシア「わかったわ(僕のスマホに連絡先を打ち込む)

ヒュー「僕がメッセージ送ったら、”オーマイゴッド、ヒュー!あなたって超ハンサムだわ!”って返事しないとダメだよ」

パトリシア「アハハッ!わかったわ。面白い人」

ヒュー「じゃあまたね」

そう言うと僕は先を歩いていたナルキッソストラボルタに合流した。

メッセージのやりとり

パトリシアに出会ったのは金曜だったので、2日後の日曜日にメッセージを送った。

彼女とのやりとりは記録に残っていたので、意訳したものを載せたい。ちなみに彼女がよく「アハハ」などの笑い声をメッセージ上で使うのは、ナーバスだからだと思われる。

ヒュー「ベネズエラの姫。金曜日に出会えてクールだったよ、いい友達になれるかもね」

パトリシア「”オーマイゴッド、ヒュー!あなたって超ハンサムだわ!”アハハ、私も会えてよかったわ」

ヒュー「いい子だね、覚えてたんだ。いい子には金の星1個をあげよう。ところで君が冒険好きだといいな、僕はよく冒険に出かけるから」

パトリシア「ハハ、次に冒険に行く時には教えて」

3日後の水曜日、再びメッセージを送る。

ヒュー「スイーツは好き?」

パトリシア「うん。なんで?ハハ」

ヒュー「金曜日にスイーツがらみの冒険に行くから。君もきなよ(ちなみにデートはスイーツとは全く無関係だ)

パトリシア「もしかしたら行くかも。興味あるわ。」

ヒュー「オッケー、それじゃ金曜日に連絡する」

パトリシア「ハハ、わかったわ」

こんな感じで半分デートの約束を取り付けたので、金曜日の午後デートの確認のメッセージを送ってみた。

ヒュー「ベネズエラの姫。午後7時ごろユニオンスクエアに行く予定なんだけど、一緒に冒険に行こうよ」

パトリシア「ちょっと遅くなるかも。ハハ」

ヒュー「どちらにせよ僕は行くから。後で電話するよ」

パトリシア「オーケー」

僕は午後4時にはユニオンスクエアにやってきて友達と遊んでいた。数時間後に彼女からメッセージがくる。

パトリシア「今歩いてユニオンスクエアに向かってる。着いたら連絡するわ」

ヒュー「クールだ、連絡してね」

バーでの初デート、会話が噛み合わない

こうして彼女と会うことになったが、会う場所に着いてみると女友達を1人連れてきていた。友達も白人だが背の低い子だ。

その女友達がオタクっぽいというかぎこちない感じの妙な子で、挨拶してもどうも気まずそうにしている。

「今からバーに行こう」と伝え、僕らは近くのバーに向かって歩き出した。2人とも21歳なので、年齢的にはギリギリセーフだ(注:ニューヨークは21歳未満は基本バーに入れない)

「この女友達も相手にしながら初デートか、面倒だな」などと思いながら歩いていたところ、ラッキーなことにその女友達が大学のクラスメートに偶然遭遇した。

偶然出くわしたことに興奮する女友達とクラスメートを尻目に、僕はチャンスとばかりに「先にバーに行ってよう、友達には後でメッセージすればいいさ」パトリシアに伝え、うやむやなうちに2人で速やかにその場を去った。

バーは待ち合わせ場所から歩いて5分ほどの距離だったが、あまりよく知らない男と歩いているからか彼女が緊張していることが伝わってきた。

パトリシア「ど、どこに向かっているの?」

ヒュー「本当は僕が大好きなすごいハイエンドなバーがあるんだけどさ・・・。(冗談ぽく彼女の服を指差して)君のその格好じゃ入れないから今日はいけないな」

パトリシア「まあ!わかったわ、別にそんなバーに興味ないもの」

こうして彼女をリラックスさせると、あまりハイエンドではないがすごく使い勝手のいいバー(残念なことに現在はクローズしてしまった)に彼女を連れて行き、ドリンクを注文して数十分ほど話す。

会話自体は可もなく不可もなくという感じだったが、僕が一日中食べるのを忘れていたこともあり、しばらくすると空腹からくる低血糖で体調が悪くなり、手が震えて会話に集中できなくなってしまった最悪だ。

普段ならスムーズにうまく会話をリードできるのに、だんだんとチグハグになり会話が噛み合わなくなる。

こんなに噛み合わない会話のデートから持ち直したことはほぼないので、この時点で空腹で頭がクラクラしていた僕は、

「あーあ、せっかくこんな色白で可愛い眼鏡っ娘(注:僕は色白、細身、眼鏡をした女の子に弱い)とのデートなのに準備不足で台無しだ」

と半分諦めてしまっていた。

逆にパトリシアがいまだに「今何時?そろそろ帰らないと、楽しかったわ」と言いださないことに驚いたほどだ。

後編へ続きます。(※後編には実際の彼女の写真あり)


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