こんにちは、ヒュー・マナハタ(@HughManahata)です。
外国人・NYナンパ体験記9:ギリシャのブロンドガール、絶対に諦めなかった夜(前編)からの続きです。
勝負の夜
翌日、再び「ナンパの12時間シフト(注:午後4時ごろから友達と外に出て、遊びながら可愛い子がいたらナンパする。それから一旦ディナー休憩を挟み、その後バーやクラブに繰り出して閉店時間である午前4時までの12時間通しで遊び尽くすこと)」をやるぞ、と友達にメッセージを送ると5〜6人がやってきたが、フィリップは「マラーニとアテナは夜まで来れないから、後で合流する」ということだった。
ディナー休憩を挟み、僕らはセントラルパークにほど近い行きつけのホテルバーへ向かう。
バーに到着すると、まだ午後9時半ごろだったためガラガラだ。
僕らは男ばかりのグループだったが、時間が早いため入場に問題はない。
しかし一度午後11時をすぎると、ドアマンが入り口にベルベットのロープを張ってドアポリシー(注:入場ポリシーのこと)が一気に厳しくなる。
事実、後からやってきたルイス(アフロの黒人、学生)は残念ながらバーに入ることができなかった。
ニューヨークのハイエンドなバーやクラブは、東京と違い簡単には入場できないのだ。
もちろん可愛い子を連れていれば入場しやすいが、ドレスコードが厳しいので日本のクラブによくいる「カジュアルな格好をしたような女の子」だとドアで弾かれる可能性はある。
しばらくするとスペード(金髪のアメリカ人、弁護士。外国人・NYナンパ体験記4:ルーフトップバーの美女たちに登場)が3人の可愛い女の子たちを連れてやってきた。
彼女たちはどうやら南米出身らしい。
僕らはスペードが連れてきた女の子たちとふざけたり、遊んだりしてバーが混むのをじっくりと待った。
バーに人が増え始めた頃、フィリップがマラーニとアテナを連れて到着する。マラーニは相変わらずフィリップにべったりだ。
フィリップ「よー、遅くなった」
ヒュー「やあみんな」
マラーニ&アテナ「ハーイ、ヒュー」
ヒュー「2人とも今日はおしゃれだね」
マラーニ「ありがとう」
アテナ「(恥ずかしそうに)ありがとう」
あれ、アテナが随分しおらしいぞ?前回とは大違いなので僕は少し腑に落ちない。マラーニとアテナが僕の友達グループに挨拶している間、フィリップが僕にこう言った。
フィリップ「実はな、今日の約束を取り付けるために昨日マラーニに電話したわけだけど」
ヒュー「うん?」
フィリップ「マラーニは俺と遊びたがってたんだが、アテナは最初全然乗り気じゃなかったんだよ」
ヒュー「まあ前回があれじゃあな」
フィリップ「そこで俺はアテナに、ヒューが君に会いたがってるって伝えたのさ(笑)」
ヒュー「えっ」
フィリップ「するとアテナも来ることに乗り気になったってわけ。つまり彼女はお前と遊ぶためだけに出てきたってことだよ、前回と違ってな」
ヒュー「だからアテナがあんなにこっちを意識してたのか」
フィリップ「まあな。約束しただろ、ひっぱたかれるまで諦めないって」
ヒュー「わかってるさ、全力を尽くすよ」
僕ら4人は他の友達から少し離れた場所に座って飲むことにした。
アテナに話しかけると、キツい感じは全くないものの、少し緊張しているようで話があまり噛み合わない。
前回は、僕とアテナの間には性的緊張感(お互いに恋愛対象として魅かれている時の、ドキドキした感じ)は微塵も感じられなかった。
しかし今回はフィリップが「ヒューがアテナに会いたがってる」と言ったことで、僕とアテナのためにフィリップとマラーニがグループデートをお膳立てしたような状態である。
そのため僕もアテナも微妙に気まずかったのだ。
酒飲みゲームで意気投合
ダンスフロアが混んでくると、フィリップとマラーニは恋人のように踊りだした。僕らも踊り始めるが、まだアテナが緊張しているのかどこかぎこちない。
先行きが不安だったが、数十分も過ぎるとアテナもお酒がまわったのか徐々にリラックスしてきたようには見える。
だが今晩彼女とベッドインできるかはここからが勝負だ。ひっぱたかれるまで挑戦しなければならない。
しばらくするとアテナが僕から少し離れたので、あえて追いかけず他の男とダンスさせると、瞬時にフィリップが僕に詰め寄って発破をかけてきた。
フィリップ「おい、どうなってんだ。他の男と踊ってるけど大丈夫なのか」
ヒュー「心配するなよ、自分が何をしているかはわかってるつもりだから」
フィリップ「それならいいが約束を忘れるなよ。ひっぱたかれるまで、だ」
ヒュー「ノー・プロブレムだ」
僕は気合を入れ直し、再びアテナと踊り始めた。ダンスも会話も僕がリードする。
すると彼女はどんどん受け身になっていき、「前回のキツかったアテナ」はすっかりと身を潜めていた。
踊ったり座ったりしながら1時間が過ぎた頃には僕らはすっかり打ち解け、そっと手を繋ぎながら2人だけで話すようになっていた。
アテナが「タバコを吸いに行きたいわ」というので(注:ニューヨークでは屋内全面禁煙のため)喫煙所に行こうとすると、ちょうどフィリップとマラーニが通りかかったので4人で外にある喫煙所に出た。
僕はタバコは吸わないが、喫煙所はクラブの中より静かなため女の子とゆっくり話すには最適の場所だ。
すると、フィリップが妙な酒飲みゲームをやろうと提案する(注:ゲーム内容について記録に残っていないため、どのようなゲームだったかは思い出せない)。
僕はお酒に弱いので普段は飲まないが、アテナが「もしあなたがドリンクを2杯飲んでくれたら、私は4杯飲むわ」と言ったのでなぜかやることに。
僕が飲んだのはあまり強くないマリブ&コーラで、甘かったのをよく覚えている。
酒飲みゲーム自体は特筆すべきようなものではなかったが、フィリップの場を盛り上げるスキルは折り紙つきだ。誰かがミスをすると盛り上がり、いつしか4人に強い連帯感が生まれていた。
ゲームの効果とお酒が入ったこともあり、僕とアテナの間の性的緊張感はかなり高まりつつあった。
そのままだんだんとイチャイチャしはじめ、しばらくすると僕と彼女はメイクアウト(注:いわゆるディープキス)していた。
僕の友達は全員帰ってしまっていたが、僕ら4人はバーがクローズする午前4時まで残って遊んだ。
絶対に諦められない挑戦
外に出ると風が冷たかった。4月の夜のニューヨークはまだ肌寒い。
フィリップ「何か食べに行こう」
アテナ「ダメだわ、ホテルに戻らないと」
フィリップ「そうかい。俺はマラーニと行くから」
アテナ「えっ」
ヒュー「アテナは俺がちゃんとホテルに送るよ」
アテナがちょっと困ったような様子をしているうちに、フィリップはマラーニの手を引いてタクシーでさっさとどこかに消えてしまった。
ヒュー「それじゃ何か食べに行こうよ」
アテナ「うーん・・・わかったわ」
僕もタクシーを捕まえ、ドライバーに僕の自宅住所を告げる。このホテルバーから僕の家まではタクシーなら数分の距離だ。
タクシーの中で、僕はあえて彼女にキスしなかった。
キスしようと思えば簡単にできたが、それがいかにも安っぽい感じに思えたし、何が起こるかわからないドキドキを味わってもらいたかったからだ。
僕と彼女の間の性的緊張感が高まり出す。
数分後、自宅前に到着。
ヒュー「着いたよ」
アテナ「何か食べに行くんじゃなかったの?」
ヒュー「食べるものならあるさ」
そう告げてアテナの手を引きながらロビーを通り過ぎると、またもコンシェルジュが僕に向かって「グッドジョブ!」のウィンクをした(注:ニューヨークではビル内に不審者が侵入しないよう、ロビーに常駐するドアマンやコンシェルジュと顔見知りなのが普通)。
エレベーターの中でアテナの手をグッとにぎると、彼女も強く握り返してきた。
家のドアを開けて中に入った瞬間、僕はアテナを荒っぽく壁に叩きつけ、そのまま壁に押し付けながら情熱的なキスをした。
あまりに大胆だったからか最初彼女は驚いた様子だったが、すぐにそれに続く情熱的なキスでメロメロになっているのがわかった。
すぐにベッドに連れて行ってエスカレート(注:手を握ったら次はキス、のように二人の関係を次の段階へ進めていくこと)するが、ジーンズを脱がす段階でかなり強い抵抗に遭う。
※すぐあとでアテナが白状するが、運悪く生理中で僕のベッドを汚してしまうのが心配で抵抗したそうだ。
気にせずエスカレートしようとするが、彼女の抵抗がものすごい。
アテナ「ダメよ」
ヒュー「わかってるよ(ジーンズを脱がそうとする)」
アテナ「ダメだってば・・・そろそろ帰らないとだし」
ヒュー「そうかい。帰るなら出口はそこだけど、僕のことをひっぱたかないと帰らせないよ」
アテナ「ズルいわ。そんなことできない」
ヒュー「別に怒ったりしないよ。帰りたいならひっぱたいてごらん」
アテナ「できないわ」
ヒュー「じゃあ続けようか」
アテナ「あなた本当に口が上手いのね・・・いつも他の子とこういうことしてるんでしょ」
ヒュー「君以外の女の子になんて興味ないさ(ジーンズを脱がそうとする)」
アテナ「ダメよ、どうしてもダメなの」
ヒュー「そうかな」
アテナ「恥ずかしいわ」
ヒュー「なんで?」
アテナ「・・・」
ヒュー「気にしないから言ってごらん」
アテナ「生理中なの」
ヒュー「そっか。でもシーツなんて替えればいいから気にしなくていいよ。ほら、この真っ黒なバスタオルを引くから安心して」
アテナ「でもやっぱりダメよ」
そう言ってアテナは抵抗を緩めない。そして「私の連絡先を教えるから続きは明日にしましょう」と言われるが、僕は同意しなかった。
この時を逃したら次はないことは経験上わかりきっていたからだ(翌日ギリシャへ帰国予定)。
彼女の抵抗は一向に弱まらず、1時間半は同じようなやりとりが続いた。
時刻はもう日曜日の午前6時を回っている。土曜の午後から休まずぶっ続けだったのでさすがに疲れてきたが、僕はフィリップとの約束を忘れていなかった。
ひっぱたかれるまで絶対に諦めてはならないのだ。
この約束が頭にあったからか、どんなに口で拒否されても僕は諦めるつもりは毛頭なかった。
「まだひっぱたかれていないから大丈夫」と自分に言い聞かせ、何度も何度もキスしたり彼女のジーンズを脱がせようとトライし続けた。
さらに1時間ほど諦めずにトライしていると、ついに彼女がジーンズを脱ぐことに同意し、この瞬間に長かった勝負は決した。
あとはするすると服が脱がせ、例のごとくアダルトなのでやりとりの詳細は省略するが、そのまま流れでベッドインとなった。
しばらく2人でウトウトした後、午前中に彼女は帰っていった。
その後フィリップに事の成り行きを報告するため電話した。
ヒュー「よー」
フィリップ「おう、どうだった」
ヒュー「うまくいったよ、バッチリだ」
フィリップ「そうかよかった、なによりだ」
ヒュー「ありがとな、お前のおかげだよ。アシストしてもらうのはこれで何回目かな(笑)」
フィリップ「気にすんな、お互い様だろ。とにかくよかった」
こんな感じで会話を終えて、僕は再び眠りについた。
総括(当時の記録より):16時間以上ぶっ続けで稼働していたので、とにかく疲れた日だった。
ともあれ、フィリップのアシストがなければベッドインはできていなかっただろう。いい経験になったので彼に感謝したい。
反省点(当時の記録より):初めて会った時、フィリップに気を使わず自分を全面に出しておくべきだった。
良かった点(当時の記録より):絶対に諦めないことを目標に挑んだので、何度かダメになりそうになった時も頑張れたこと。
以上、外国人・NYナンパ体験記9:ギリシャのブロンドガール、絶対に諦めなかった夜でした。
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